『9条と25条(生存権)がセットになる時代』堤未果

http://www.youtube.com/watch?v=EcW1ro3HiJs

中間層から一気に貧困層へ。自国の中に貧困層を作ることで、反戦者でも生活のために戦争に行かねばならないシステムが作られた。

イデオロギーではなく、生活のために戦争に行く。

イラク戦争は国ではなく民営化された戦争。派遣社員として戦争に行く。

これを防ぐには、「格差拡大にブレーキをかけること」「情報を政府に握らせない、情報を一元化させないこと」

米イラク帰還兵から日本人へのメッセージ:「敵は政府や大企業やマスコミではない。闘うべき敵は自分たち国民の無関心、無知、あきらめだ。海を超えて手をつなぐことで、未来は選ぶことができる」

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『レセプトオンライン化は「社会保障個人会計」への布石』大竹進氏

2011年から医療費のレセプトがオンライン化される。それには遺伝子情報、人工妊娠
中絶など最も機密性の高い個人情報も含まれる。健康保険証、介護保険証、年金手帳
などを1枚のカードにまとめた「社会保障カード」も検討されている。政府の狙いは
「社会保障個人会計」に進めて個人ごとに負担と利用を割り出し、社会保障費の総額
を抑制することにある。このままだと、社会保障制度そのものが崩壊してしまう。

 記事『レセプトオンライン化は「社会保障個人会計」への布石』http://www.news.janjan.jp/living/0902/0902230118/1.phpより抜粋

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ダライ・ラマ法王、インドで初のチベット大学の除幕へ

インドで初のチベット大学「ダライ・ラマ高等教育大学」がIT都市バンガロール近郊に開校

(ダラムサラ)亡命中のチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ法王は16日、亡命チベット人社会がインドに創立する初めてのチベット大学の除幕式を執り行ない、大学名を明らかにした。

「ダライ・ラマ高等教育大学」と命名された同大学は「チベット子ども村」が創立。インド南部、バンガロール市内から27キロ離れたマイソールロード沿いに位置する。

16日の式典には、周辺のチベット人居住区から集まったチベット人をはじめ、バンガロールで学ぶ300名のブータン人の学生など3000名が参加した。

ダライ・ラマ法王は式辞のなかで、南インドにおけるチベット人居住区とチベットの文化や仏教を学ぶための教育機関の創立を支援してきたカルナタカ州に対し、感謝の念を表明した。

ダライ・ラマ法王は、とくにブータン人の学生に向けて、仏陀の教えの基礎はチベット人とブータン人の精神性における類似性を学ぶことからはじまると語り、仏教の勉強に励むよう激励した。

この式典には、カルナタカ州の前高等教育大臣であるパラメシュワール博士、南インドのチベット人居留区の代表を務めるクンガ・ドルジェ氏をはじめ、教育機関関連の役人が参列した。

パラメシュワール博士は、インドで初めてのチベット大学を創立したチベット子ども村の開拓者精神を称え、「ここで築きあげられるアカデミックなカリキュラムが、ゆくゆくはチベット本土の教育機関においても実施される日が来ることを願いたい」と期待を込めて語った。

 (翻訳:小池美和) 

ダライ・ラマ法王日本代表部事務所:http://www.tibethouse.jp/news_release/2009/090217_univ.htmlより転載

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『ミッション・オブ・ラブ 終末期のスピリチュアルケア』

p.241より抜粋

インドでは、宗教に相当することばをダルマという。文字どおりに訳すと「法」または「生きる道」という意味になる。「生きる道としての宗教」とは、西洋人が霊性(spirtuality)と呼んでいるものである。特定の宗教にかかわることなく、われわれはそれぞれのやりかたで霊性を達成することができるということだ。真の宗教とはあらゆる徳目を修得し、表現するものである、とわたしはかんがえている。その目的は人々を改宗させることにあるのではなく、人々に自己の真実を経験し、表現させることにあるのではないか。いかなる霊性の道も絶対的なものではないが、神はわれわれの外なる世界に存在し、あらゆる宗教の枠を超えて影響をおよぼしている導きである、とわたしは信じている。その導きは、無限の癒しの可能性を秘めた愛の力をつうじて行なわれる。

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ダライ・ラマ法王、ドイツ・メディア賞を受賞

2009年2月10日夜、チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ法王は、訪問先のドイツ西部バーデンバーデンにおいて、国際社会に大きな影響を与えた人物に与えられるドイツ・メディア賞を受賞した。

これについてダライ・ラマ法王は、「このような賞をメディア関係者から戴いたことは、私にとって特別な意味をもつ」としたうえで、「民主社会において国民が真実を知るためには“報道の自由”が不可欠である。真実が伝えられなければならない」と語った。

ホテルに到着したダライ・ラマ法王は、スイス在住のチベット人によるチベットの伝統に基づいた歓迎の歌や踊りのほか、式典のために特別に招かれたリヒテンシュタインの舞踊グループによるダンスで迎えられた。

ドイツ・メディア賞の式典でチベット国歌が歌われ始めると、大画面にチベット国旗が映し出された。来賓もまた、チベット国旗を上着に留めて登場した。

ダライ・ラマ法王は演説のなかで、「人間の価値」「宗教間の調和」「チベット問題」という自身の3つの務めについて強調し、慈悲の心と決意することの重要性について詳しく語った。チベット問題については、「現在のチベットの状況は非常に緊迫している」としたうえで「チベットの文化は人類に大きな影響を及ぼしてきた仏教文化であり、チベットの文化を護っていくことは、チベット人のみならずアジアの何百万人もの人々にとっても重要なことである」と説いた。

ドイツ・ヘッセン州のローランド・コッホ首相はダライ・ラマ法王を称えて、「ダライ・ラマ法王は、史上、類い稀な人物である。ダライ・ラマ法王のご尽力により、世界中がチベット人の悲運とチベット人の非暴力の決意に目を向けるに到った」と述べた。

さらには、「現在、ラサではビルの上階に射撃手が配備され、市内にはマシンガンを持った多数の治安部隊のすがたがある。それにも関わらずこの1年間そのような映像を我々が目にしていないのは、チベット報道の門戸が閉ざされ、チベットの実情を伝える映像を流すことが許されない状況にあるからである」と語った。

ドイツ政界の重鎮であるコッホ首相はダライ・ラマ法王の20年来の友人でもあり、「次の世代にメッセージを残そうとするならば、まずは我々が平和的解決の道を支持することだ」と述べた。

2008年度のメディア賞の選考にあたったドイツの著名なジャーナリスト20名で構成される委員会は、「ダライ・ラマは、宗教間の緊張、自己破壊、儲け優先主義、人権侵害が続行中のこの時代において、和解、寛容、謙虚であること、他者を敬うことの大切さを積極的に提唱してきた。チベット人の人権を求めて非暴力の闘争を提唱し、亡命先のインドから50年間にわたって非暴力の闘争を導いてきた」と語った。

同日、ダライ・ラマ法王はイタリアのベネチアにおいても名誉市民の称号を受賞した。

ダライ・ラマ法王のインド、ニューデリー帰着は11日となる。

(訳:小池美和)

copied from ダライ・ラマ法王日本代表部事務所:http://www.tibethouse.jp/news_release/2009/090210_german.html

original version in English:http://www.dalailama.com/news.344.htm

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ダライ・ラマ法王のメッセージ:春節(旧正月)をお迎えの中国人のみなさまへ

春節(旧正月)を迎えるにあたり、中国本土をはじめ世界各地におられる我々の兄弟姉妹である中国人のみなさまにご挨拶を申し上げます。

昨年は世界各地で様々な出来事が重なり、とりわけ中国におきましては、あるときには深く憂い、またあるときにはよろこびに満ち、さまざまな激動を目のあたりにすることとなりました。自然災害の脅威のほかにも耐え忍ばねばならない事態が発生し、また、五輪の開催という晴れ舞台もあり、その結果、各地に大きな変化が残されることとなりました。

世界規模の経済破綻により、途上国を中心に世界中の一般市民が不安と苦悩の淵に投げ込まれています。人類のあらゆる苦しみが終わるように祈ること、苦しみの最中にある方たちの幸福と安寧を祈ることは、信仰を持つすべての人間に託された責務です。

世界一の人口を持つ中国には、五千年を超える長い歴史とともに見事な文化遺産があります。そればかりか、政治、経済、軍事における超大国としても新興しています。しかしながら、自由、法の支配、透明性が無いのでは、この進歩的な現代社会において超大国としての責任を果たすことはできません。

「調和社会」の創造という胡錦濤国家主席の政策は称賛に値します。そのような政策は中国にとって不可欠ですし、世界規模で成されるべき課題でもあります。しかしながら調和社会とは、相互の信頼、友愛、公正を通して実現されるものです。武力や独裁政治を用いて実現することはできません。
 
中国の人民は、経済的な便宜だけでなく自己の良心に従うことのできる自由や教育を享受し、世界で起きている事柄に眼を向けていく必要があります。このような自由が人類にとっては不可欠なのです。めざましい変化が続く現代社会においては、この地球で起きている日々の出来事に遅れをとらないように努めなければ、自ずとおいていかれることは言うまでもありません。今日の中国は、BBCやCNNといった海外ニュースをはじめ、テレビ、ラジオ、インターネットによる民間のニュースから遮断されていますから、中国の人民はいま世界で何が起きているのか、真実を知ることができません。私は、そのような中国政府の閉鎖的な姿勢に失望しています。そのような姿勢は、中国の人々の基本的権利はもちろん、短期的、長期的な利益を確保するうえで大きな妨げとなります。

21世紀は情報革命の時代であるといわれます。それでも中国をはじめ、情報の流れを規制している国はあります。そのような行為は時代錯誤であり、長期的に持続することはできません。ですから中国においても、情報の普及と共有が速やかに自由化されるものと私は信じております。

昨年、多くの中国人有識者が、中国における自由、民主的思想、公正、平等、人権を求めて膨大な数の記事を発表し、キャンペーン活動を行ないました。とくに最近では、あらゆる職業の人民が「08憲章」という基本的人権を求める文書に署名し、その数が増えていくのを我々は目にしました。これは有識者をはじめとして、中国の人民が自国における開放性と自由への切なる思いを表明しはじめたことにほかなりません。これは、我々みなにとって誇りとなる出来事です。

最後に、中国人のみなさまに重ねて新年のご挨拶を申し上げ、新たな年が、中華人民共和国が平等、公正、友愛を確保することによって有意な調和社会を築ける年となりますよう心よりお祈り申し上げます。

2009年1月25日

ダライ・ラマ

(翻訳:小池美和)

copied from :ダライ・ラマ法王日本代表部事務所http://www.tibethouse.jp/dalai_lama/message/090125_chinese_people_ja.html

Original version in English:http://www.dalailama.com/news.339.htm

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自分の頭で考える市民・松阪市長・山中光茂氏

2009・2・8 中日新聞 社説 より抜粋

 1月25日の三重県松阪市長選で、自民、民主両党が実質支援する現職候補を相手に快勝して33歳という全国最年少市長になった山中光茂さんが勝因についてこう語りました。

 「市民ひとりひとりが今まで以上に自分の頭で、自らの生活や地域を考えるようになったということ。時代の流れでもあると思う」

 税金、雇用、年金、環境など市民が自分で考え、こぞってその声をぶつけ動けば、社会は変わります。総選挙が近づいています・・・

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「悼む人」はだれですか?

中日新聞 社説 2009・2・1 より抜粋

●「自立」が過度に称揚されて「依存」と言えば罪悪視、福祉や教育、環境などもお金でやり取りすればいいという小泉構造改革絶頂期の風潮になじめませんでした…

●有り余るモノと情報に惑わされ、私たちは「個」を過信し、「孤」に傾きすぎていたのかもしれません…

●摩天楼に象徴された権威やお金の価値が揺らぎ始めたいまだから、ともに悼み、ともに歩き、お互いの記憶を心に刻み、支えあう隣人や地域のことを見直すべきではないのでしょうか…

●痛みを抱えながら生きている人と、ともに歩いていくような存在でありたい……

 

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『日本的霊性』鈴木大拙

p.81より抜粋               

風にも当たらず雨にも濡れずに育つ苗はかよわい。頑強で根づよい大木は、どうしても暴風雨に晒されて、深く深く大地に根を張らなくてはならぬ。こんな強靭な根幹は、「物のあわれ」の世界では成長せぬ。「物のあわれ」は今いちど試練を経過しなければならぬ。女性の感覚および感情は、まだ日本霊性の上皮部所属である。これが破れて霊性そのものの中に割り込まなくてはならぬ。そしてそこで開けた直覚の眼を通して、感覚や感情の世界が再検討せられなくてはならぬ。そうなると今までの直覚の世界はまだ徹底したものでなかったことがわかる。

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ダライ・ラマ法王の特別メッセージ:チベット内外のすべてのチベット人に向けて(2008年11月14日)/Special Message of HH The Dalai Lama for Tibetans In and Outside Tibet

チベット内外のすべてのチベット人のみなさんにご挨拶を申し上げるとともに、いくつか重要な話を述べさせていただきたいと思います。

私は、とても若い頃から、チベットの政治が民主的体系へと変容することが、チベットの即時的かつ長期的な有益のためには何よりも重要であると理解していました。そこで、チベットの精神的・政治的指導者としての責任を担うようになってからは、そのような民主的機構をチベットに樹立すべく力を尽くしました。残念なことに、中華人民共和国の激しい弾圧下では、我々はこれを成し遂げることはできませんでした。しかしながら、亡命生活に入ってまもなく、我々の政治の骨組みに思慮深い改革が導入され、新しく選出された議会が設立されました。亡命下であるにもかかわらず、チベット人社会の民主化への移行は進歩を成し遂げたのです。今日、亡命チベット人社会は本来の意味での真の現代民主主義社会へと完全に変容し、独自の憲章と一般投票によって選ばれた指導部で構成される行政府を持っています。チベット人自らがチベットのために責任を取れる用意ができているという点において、現時点でこれを誇りに思ってよいでしょう。私が民主制度の樹立を奨励する姿勢を貫いてきた唯一の理由は、揺るぎのない持続可能な将来の政治システムをチベットのために確保しておく必要があったからです。自分の責任を軽くしたかったとか、回避したかったからではありません。我々が苦闘を続けていくためには、過去の歴史や経験を振り返って検討することも大切ですが、現在の世界情勢から学ぶことも極めて重要です。すべてのチベット人は、中央チベット行政府という機構を支持するべきなのです。そうすることで、亡命中のチベット文化遺産をチベット問題が解決されるまで保護することができるのです。

亡命生活に入って以来、我々は、同胞を招いて今後のチベットにおける重要な政治的決定について意見を述べてもらうことにより、民主システムの中枢機能を行使してきました。現行の、チベットと中国双方にとって有益となる中道のアプローチは、議員をはじめとするチベットの人々を代表するリーダーたちとの討議と熟慮の結果として1970年代のはじめに生まれました。しかも私は、ストラスブール提案において、「チベットの人々が最終決定を行なう」とはっきりと述べています。

1993年に中華人民共和国との接触が途切れた後、我々は、亡命チベット人の世論調査を行ない、信任を問う国民投票を行なうことが可能なあらゆるチベット地域からの提案を集めました。それにより、チベットの人々にとって納得のいくかたちで、自由を求める闘争が進むべき道をチベットの人々が決定することになったのです。チベットで集められたこのような提案の結果に基づき、亡命チベット議会は、この問題に関しては国民投票に問うことなく、引き続き私の裁量に任せるという決議案を可決しました。

その結果、我々は今日まで中道のアプローチを取り、2002年に中華人民共和国との接触が回復されてから8回の対話を行ないました。中道のアプローチは国際社会に認められ高い評価をいただいているだけでなく、多くの中国人有識者も支持してくれていますが、それにもかかわらず、チベットにおける前向きな変化の兆しはまったく見られません。事実、中華人民共和国の対チベット政策は、少しも変わっていないのです。

2007年に行なわれた中華人民共和国の代表団との6回目の対話の後、近い将来にさらなる対話を行なう予定はまったくありませんでした。しかし、今年3月の出来事の後にチベットの状況が切迫したことから、我々は非公式の会合を5月はじめに行ない、続く7月と11月のはじめに7回目と8回目の対話を行ない、あらゆる手を尽くしました。それにもかかわらず、少しも進展はありませんでした。

今年3月、チベットの三大地方(ウーツァン、カム、アムド)として知られるチョルカ・スム全域のチベット人が、若者も老人も、男性も女性も、僧籍にある者も一般市民も、信仰心のある者もない者も、学生達も、命をかけて、中華人民共和国の政策に対する長年の不満を平和的かつ合法的なかたちで表明しました。その時点では、私は、中華人民共和国政府に期待をかけていました。現実に即した打開策をみつけてくれるだろうと希望を抱いていたのです。しかしながら、中国政府はチベット人の感情や強い願望を完全に無視し、デモに参加した人々を容赦なく弾圧し、「分離主義者」「反動主義者」という名目で告訴しました。このような試練のなかで、私は、深い憂慮と痛切な責任感から、国際社会や中国に対して私が持ち得るどのような影響力をも使うことにし、胡錦濤国家主席には個人的に手紙を書きもしました。しかし、私の努力は何の変化も生みませんでした。

当時はだれもが北京五輪に心を奪われていましたので、公の場に問いかける時期としては不適切と思われました。今は適切な時期であると思われますので、9月11日、私は亡命チベット人憲章第59条に基づき、選挙で選ばれた指導者たちを早急に招集して特別会議を開くよう要請しました。この機会に、参加者がそれぞれの属する社会の意見を持ち寄り提示し合えるよう、私は願っています。

今年にチベット全域の人々が見せた勇気、昨今の世界情勢、現在の中華人民共和国政府の非妥協的なスタンスを考慮するなら、参加者全員がチベットの民として平等、協力、連帯責任の精神において、チベット問題の解決に向けて今後取り得る最善の方策について話し合うことが必要です。徒党的議論は脇におき、オープンな雰囲気のなかで行なわれるべきですし、むしろ、チベットの人々の強い願望や見解に焦点がおかれなければなりません。参加者が最善を尽くせるように彼らと気持ちをひとつにしていただくよう、みなさんに呼びかけます。

この特別会議は、チベットの人々の真の意見や考えを理解するための自由でフランクな議論の場を提供するという明白な目的をもって召集されます。あらかじめ用意された結論に到達することを目的とした会議ではありませんので、議事日程などがないことをどなたもご承知おきください。

2008年11月14日

ダライ・ラマ

http://www.tibethouse.jp/dalai_lama/message/081116_special_message.html

ダライ・ラマ法王日本代表部事務所ホームページより拙訳転載

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copied at : http://www.dalailama.com/news.303.htm

original text elow:

Special Message of HH The Dalai Lama for Tibetans In and Outside Tibet

Published: Friday, 14 November, 2008

While sending my greetings to all Tibetans in and outside Tibet, there are a few important issues I would like to present to you.

Since I was very young, I realized that the transformation of our governance into a democratic system was of utmost importance for Tibet's immediate and long-term interest. Therefore, after taking responsibility as the spiritual and political leader of Tibet, I worked hard to establish such a democratic set-up in Tibet. Unfortunately, we were unable to achieve it under the harsh repression of the People's Republic of China. However, immediately after coming into exile, judicious reforms were introduced in the structure of our governance and a newly-elected parliament was constituted. Despite being in exile, the process of the democratization of the Tibetan community has made good headway. Today, the Tibetan community in exile has completely transformed into a modern democracy in the true sense of the word, having an administration with its own charter and a leadership elected by popular vote. We can be proud at this moment when the Tibetan people themselves are ready and able to take responsibility for Tibet. The reason I have persisted in encouraging the establishment of a democratic system is based entirely on the need to secure a solid and sustainable future system of governance for Tibet. This is not because I was reluctant or wanted to shirk my responsibility. It is extremely important that we take stock of history and our past experience, as well as learn from the present world situation in order to keep up our struggle. All Tibetans should uphold and strengthen the institution of the Central Tibetan Administration, by means of which we will be able to preserve the Tibetan cultural heritage in exile until the issue of Tibet is resolved.  

Since coming into exile, we have exercised the essential functions of a democratic system by inviting our people to express their opinions about important political decisions on the future of Tibet. The current, mutually beneficial Middle-Way Approach was formulated in the early 1970s as a result of much deliberation and discussion with leaders who represented the Tibetan people such as the Speaker of the House. Moreover, I have specifically stated in the Strasbourg Proposal that the Tibetan people will make the final decision.

After the break in contacts with the PRC in 1993, we conducted an opinion poll of the Tibetans in exile and collected suggestions from Tibet wherever possible on the proposed referendum, by which the Tibetan people were to determine the future course of our freedom struggle to their full satisfaction. Based on the outcome of this poll and suggestions from Tibet, our parliament in exile, passed a resolution empowering me to continue to use my discretion on the matter without seeking recourse to a referendum.

Therefore, until now we have followed the Middle-Way Approach and eight rounds of talks have taken place since contact with the PRC was restored in 2002. Despite this approach receiving widespread appreciation from the international community, as well as the support of many Chinese intellectuals, there have been no positive signs or changes in Tibet. Indeed, PRC policies towards Tibet and the Tibetans have remained unchanged.

After the sixth round of talks in 2007 with officials of the PRC, there were no plans to hold further talks in the immediate future. But, because of the urgency of the situation in Tibet after the events of March this year, we held informal discussions in the beginning of May, followed by the seventh and eighth rounds of talks in July and at the beginning of November, so as not to leave any stone unturned. Nevertheless, no real progress was made.                        

In March this year, Tibetans from the whole of Tibet known as Cholka-Sum (U-Tsang, Kham and Amdo), regardless of whether they were young or old, male or female, monastic or lay-people, believers or non-believers, including students, risked their lives by courageously expressing their long-felt dissatisfaction with PRC policies in a peaceful and lawful way. At that time I was hopeful that the PRC government would find a solution based on the reality on the ground. However, on the contrary, the Chinese government has completely ignored and rejected Tibetan feelings and aspirations by brutally cracking down on them, using the accusation that they were 'splittists' and 'reactionaries' as an excuse. During those testing times, out of profound concern and a deep sense of responsibility, I exercised whatever influence I have with the international community and with China, including writing personally to President Hu Jintao. But my efforts hardly made any difference.

Since everyone was preoccupied with the issue of the Beijing Olympics, it did not seem appropriate to consult the general public at that time. Now, since the time is more appropriate, in accordance with clause 59 of the Charter for Tibetans-in-exile I have on 11th September, requested our elected leadership to convene a Special Meeting soon. It is my hope that participants will be able to gather the opinions of their respective communities and be able to present them on this occasion.

Taking into account the inspiring courage being shown by people all over Tibet this year, the current world situation, and the present intransigent stance of the government of the PRC, all the participants, as Tibetan citizens should discuss in a spirit of equality, cooperation and collective responsibility the best possible future course of action to advance the Tibetan cause. This meeting should take place in an atmosphere of openness, putting aside partisan debate. Rather, it should focus on the aspirations and views of the Tibetan people. I appeal to everyone concerned to work together to contribute as best as they can.

This Special Meeting is being convened with the express purpose of providing a forum to understand the real opinions and views of the Tibetan people through free and frank discussions. It must be clear to all that this special meeting does not have any agenda for reaching a particular predetermined outcome. 

The Dalai Lama

14 November 2008

(N.B Translated from the Tibetan)

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ダライ・ラマ法王の声明~チベット人のみなさんに向けて~/Statement of His Holiness the Dalai Lama to All Tibetans(2008年4月6日)

チベットにおられるチベット人のみなさんに心からのご挨拶を申し上げ、私の考えを共有させていただきたいと思います。

1. 今年の3月10日以降、チベットのほとんどの地域で抗議行動やデモ行進が行われ、中国本土においてさえも、いくつかの都市で学生が抗議行動を行ないました。私はこれを、チベット人が長年こらえてきた心身的苦悶、宗教の自由の不在をはじめとする権利の抑圧、「チベット人は中国共産党を”活仏”として見ている」などあらゆる場面において極左的、漢優越主義的に真実がゆがめられることに対する深い憤りが爆発したものだとかんがえています。私は、平和的にチベット人の志を表明するために行なわれていたデモ行進が武力弾圧され、チベットの騒乱が生じ、多くの死者、そしてそれを上回る数の逮捕者、拘禁者、負傷者が発生していることを非常に哀しみ憂慮しています。このような抑圧や苦しみはじつに嘆かわしい悲劇であり、思いやりのある人ならだれもが涙を流すでしょう。しかしながら私は、このような悲劇的な事態に直面し、どうしようもない無力感を感じています。

2. 私は、この度の在の危機の間に命を失ったチベット人同様、中国人にも哀悼の祈りを捧げています。

3. この度のチベット全土における抗議行動は、「若干の"反逆分子"を除く大部分のチベット人は満足した生活と繁栄を享受している」という中華人民共和国のプロパガンダを否定してきただけでなく打ち砕いてきました。これらの抗議行動は、ウ・ツァン、カム、アムドの三地域のチベット人が同じ願いを抱いていることを明確に示す結果となりました。また、チベット問題がもはや無視しておけない問題であることを世界に知らせることにもなりました。これらの抗議行動は、「事実から真実をみつける」ことを通して問題を解決していく方法をみいだす必要があることを浮き彫りにしています。チベットの人々のためにすべてを投げ打って深い苦悶と希望を表明した人々の勇気と決意は、世界中の人々の心に届いていますし、世界中の人々がそのようなチベット人の精神を支援してくださっています。

4. 政府職員、共産党幹部として働いているチベット人の多くがチベット人としてのアイデンティティを失うことなく、この度の危機のなかで良心と勇気を見せてくださっていることに私は深く感謝しています。政府職員、共産党幹部として働いているチベット人のみなさんには、今後は個人的な利益を追求するのではなく、チベット全体としての利益を護っていくよう、チベットの人々のほんとうの気持ちを上司に報告し、チベットの人々に無作為のガイダンスを行なっていくよう呼びかけたいと思います。

5. 世界中の大統領、首相、外務大臣、ノーベル賞受賞者、議員、一般市民が、現在も続けられているチベットの人々に対する厳しい弾圧をただちに中止するよう明確な力強いメッセージを中国政府に送ってくださっています。このようなメッセージはすべて、中国政府が中国とチベットの双方にとって有益となる解決に到る道を歩めるよう後押ししてくれています。私たちは、そのような人々の努力を無駄にすることなく前向きな結果を生んでいくべきなのです。みなさんがそれぞれに抑えようのない怒りを感じているのは承知しています。しかし、あくまで非暴力を貫くことが大事なのです。

6. 中国当局は、私と中央チベット行政府がこの度のチベットでの暴動を煽動し、指揮していると主張していますが、これは完全に事実に反しています。私は、この件に関して、しかるべき独立した国際機関による調査を行なっていただくよう繰り返し呼びかけてきました。そのような独立した機関が真実を明らかにしてくださると私は確信しています。中華人民共和国は、自らの主張を裏づける証拠があるならば、それを世界中の人々に開示しなければなりません。ただ主張するだけでは不十分なのです。

7. チベットの将来については、私は、中華人民共和国という枠組み内で解決を図ると決意しています。1974年以来、私は、チベットと中国の双方にとって有益となる中道のアプローチを真摯に貫いてきました。このことは世界中の人々がご存知です。中道のアプローチとは、すべてのチベット人が自治区という字義通りの権利を享受した行政機関によって統治されることであり、外交と防衛を除くすべての問題を自らの意思で決定できる国家的地域自治があることを意味します。しかしながら当初から申し上げているように、チベットの将来を最終的に決める権利は、チベットにおられるチベット人のみなさんにあります。

8. 今年開催される五輪の開催国となることは、中国の12億人の人々にとって大きな誇りです。私は、極めて当初から北京で五輪が開催されるよう支持しておりました。その姿勢は、今も変わりません。いかなる妨害となるようなことをもチベット人はしてはならないと私は思っています。自由と人権のために立ち上がることはすべてのチベット人に認められた権利です。しかし、中国の人々の心に憎しみを生むようなことをしてはだれのためにもなりません。暴力と威嚇の上に調和ある社会が築かれることはないのですから、私たちは、心のなかに信頼と敬いの念を育むことで調和ある社会を築いていく必要があるのです。

9. 私たちの苦しみは、中華人民共和国の指導部の一部に由来するものであり、中国の人々に由来するものではありません。ですから私たちは、誤解を招くようなことや中国の人々を傷つけるようなことをしてはなりません。このような困難な状況にありながらも、文筆家や法律家など見識ある中国人の多くが中国本土や外国から声明を出したり、記事を書いたり、支援を約束してくださるなどして私たちと団結してくださっています。私が、2008年3月28日に世界中の中国人の人々に向けて発表した声明については、みなさんもご存知かと思います。

10. 現在のような状況がチベットで続くなら、中国軍はさらなる武力行使に踏み切り、チベットの人々をいっそう弾圧するのではないかと私は非常に憂慮しています。私は、チベットの人々に対する道義的責任から、チベット全土における弾圧をただちに中止し、軍隊と警察を撤退させるよう中華人民共和国の首脳に繰り返しお願いしてきました。それが実行されたあかつきには、私もチベット人に抗議行動を中止するよう呼びかけると申し上げてきました。

11.チベットの外で自由な生活を送っておられるすチベット人の同胞には、チベットでの事態に対する気持ちを発言される際には最大限の注意を払うよう強く求めたいと思います。
私たちは、たとえ間接的にでも暴力と受け取られかねないいかなる行為をもすべきではないのです。たとえ耐え切れない怒りに駆られているとしても、私たちが育んできた深く尊い価値を傷つけるようなことをしてはならないのです。私たちは非暴力の道を成就できる、と私は固く信じています。私たちは賢明であらねばなりません。これほどに先例のない愛情と支援を世界中からいただける理由はどこにあるのか、理解していなければなりません。

12. 現在、チベットは事実上封鎖されており、外国の報道機関がチベットに入ることは禁じられています。このメッセージがチベットにおられるチベット人のみなさんに届くかは疑問です。しかし私は、このメッセージがメディアを通じて流され、口伝えに伝えられ、大多数のみなさんのもとに届くことを願っています。

13. 最後に、チベット人のみなさんに繰り返し呼びかけたいと思います。事態がいかに厳しくとも、非暴力を実行し、非暴力の道から外れないでください。

ダライ・ラマ
インド、ダラムサラ

より転載:
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original text below : comes from http://www.dalailama.com/news.222.htm
While extending my warm greetings to all the Tibetans in Tibet, I would like to share some of my thoughts.
1.         Since March 10 this year, we have witnessed protests and demonstrations in almost all parts of Tibet, even in a few cities in Mainland China by students, which are the outburst of long pent-up physical and mental anguish of the Tibetans and the feeling of deep resentment against the suppression of the rights of Tibetan people, lack of religious freedom and for trying to distort the truth at every occasion, such as saying that Tibetans look towards the Chinese Communist Party as the "Living Buddha", is an ultra leftist statement and smacks of Han chauvinism.  I am very much saddened and concerned by the use of arms to suppress the peaceful demonstrations of Tibetan people's aspirations that have resulted in unrest in Tibet, causing many deaths, and much more causalities, detention, and injury.  Such suppression and suffering are very unfortunate and tragic which will reduce any compassionate person to tears.  I, however, feel helpless in the face of these tragic incidents. 
2.         I pray for all the Tibetans as well as Chinese who have lost their lives during the current crisis.
3.         The recent protests all over Tibet have not only contradicted but also shattered the People Republic of China�s propaganda that except for a few "reactionaries", the majority of Tibetans enjoy a prosperous and contented life.  These protests have made it very clear that Tibetans in the three provinces of Tibet, U-tsang, Kham and Amdo, harbor the same aspirations and hopes.  These protests have also conveyed to the world that the Tibet issue can no longer be neglected.  These protests highlight the need to find a way to resolve the issue through "finding truth from facts".  The courage and determination of those Tibetans who have, for the greater interests of Tibetan people, demonstrated their deep anguish and hopes by risking everything is very commendable as the world community has acknowledged and supported the spirit of these Tibetans. 
4.         I deeply appreciate the acts of many Tibetan government employees and Communist Party cadres who have, without losing their Tibetan identity, shown grit and sense of what is right during the present crisis.  In future, I would appeal to the Tibetan Party cadres and government employees not to look always for their personal benefit, but to work for safeguarding the larger interests of Tibet by reporting the real sentiments of the Tibetan people to their superiors in the Party and try to give unbiased guidance to the Tibetan people.
5.            Presidents, Prime Ministers, Foreign Ministers, Nobel Laureates, Parliamentarians, and concerned citizens from every part of the world have been sending clear and strong messages to the Chinese leadership to stop the present ongoing harsh crackdown against the Tibetan people.  They have all been encouraging the Chinese government to follow a path where a mutually beneficial solution could be reached.  We should create an opportunity for their efforts to bring out positive results.  I know you are being provoked at every level but it is important to stick to our non-violent practice.
6.         The Chinese authorities have been making false allegations against myself and the Central Tibetan Administration for instigating and orchestrating the recent events in Tibet.  These allegations are totally untrue.  I have made repeated appeals for an independent and respected international body to conduct a thorough investigation into the matter.  I am sure this independent body will uncover the truth.  If the People�s Republic of China has any basis and proof of evidence to back their allegations, they need to disclose these to the world.  Just making allegations is not enough.
7.         For the future of Tibet, I have decided to find a solution within the framework of the People's Republic of China.  Since 1974, I have sincerely remained steadfast to the mutually beneficial Middle-Way Approach.  The whole world knows this.  The Middle-Way Approach means that all Tibetans must be governed by similar administration that enjoys meaningful National Regional Autonomy and all the provisions in it, self-rule and full decision-making, except for matters concerning foreign relations and national defense.  However, I have said it from the beginning that the Tibetans in Tibet have the right to make the final decision for the future of Tibet.
8.         The hosting of the Olympic games this year is a matter of great pride to the 1.2 billion Chinese people.  I have from the very beginning supported the holding of these Games in Beijing.  My position on this remains unchanged.  I feel the Tibetans should not cause any hindrance to the Games.  It is the legitimate right of every Tibetan to struggle for their freedoms and rights.  On the other hand, it will be futile and not helpful to anyone if we do something that will create hatred in the minds of the Chinese people.  On the contrary, we need to foster trust and respect in our hearts in order to create a harmonious society, as this cannot be built on the basis of force and intimidation.
9.         Our struggle is with a few in the leadership of the People's Republic of China and not with the Chinese people.  Therefore we should never cause misunderstanding or do something that will hurt the Chinese people.  Even during this difficult situation, many Chinese intellectuals, writers and lawyers in Mainland China and other parts of the world have sympathized and shown us their solidarity by issuing statements, writing articles and offering pledges of support that is overwhelming.  I have recently issued an appeal to the Chinese people all over the world on 28th March, which I hope you will hear and read.
10.       If the present situation in Tibet continues, I am very much concerned that the Chinese government will unleash more force and increase the suppression of Tibetan people.  Because of my moral obligation and responsibility to the Tibetan people, I have repeatedly asked the concerned leadership of the PRC to immediately stop their suppression in all parts of Tibet and withdraw its armed police and troops.  If this brings result, I would also advise the Tibetans to stop all the current protests.
11.       I want to urge my fellow Tibetans who live in freedom outside Tibet to be extra vigilant as they voice their feelings on the developments in Tibet.  We should not engage in any action that could be even remotely interpreted as violent.  Even under the most provocative of situations we must not allow our most precious and deeply held values to be compromised.  I firmly believe that we will achieve success through our non-violent path.  We must be wise to understand where the unprecedented affection and support for our cause stems from.
12.       As Tibet is currently virtually closed and no international media is allowed there, I doubt my message will reach the Tibetans in Tibet.  But I hope through media and by word of mouth, it will be passed on to the majority of you.
13.             Finally, I want to reiterate and appeal once again to Tibetans to practice non-violence and not waver from this path, however serious the situation might be.
The Dalai Lama
Dharamsala
April 6, 2008
 

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ノーベル平和賞受賞団体、チベットにおける平和的全面解決を要請

2008年3月20日

先週以来、チベットはこの20年間で最悪の弾圧に見舞われています。我々、ノーベル・ウーマンズ・イニシアティブは、チベットの精神的最高指導者でありノーベル平和賞受賞者であるダライ・ラマ法王と一致団結している旨を表明する公開書簡を中国の胡錦濤国家主席に送りました。ダライ・ラマ法王は暴力に屈しない姿勢を貫いておられ、この度の抗議者に対する中国当局の残虐な武力行使をただちに中止するよう訴えておられます。我々は中国政府に対し、武力行使をただちに中止し、チベットの人々と意義ある対話を行なうよう強く求めています。

公開書簡の写しは、英国のゴードン・ブラウン首相、米国のジョージ・ブッシュ大統領、カナダのステファン・ハーパー首相にも送られました。

胡錦濤国家主席閣下への公開書簡

2008年3月20日

拝啓、胡錦濤国家主席殿

我々、6人のノーベル平和賞受賞者は、あなたの政府がこの度のチベットでの抗議者を武力弾圧していることに対し、深い憂慮と失望を覚えます。我々はこの書簡を、我々の同志であるノーベル平和賞受賞者のダライ・ラマ法王との団結を表明するものとして書いています。ダライ・ラマ法王がチベットの人々の代表として非暴力の闘争を貫いておられることは議論の余地のない確固たる事実です。日々困難極まるなかで、我々はダライ・ラマ法王を支持し、また正当な懸念を表明すべく平和的なデモ行進を行なった何千人ものチベット人を支持いたしております。

我々は、中国軍が武力弾圧をさらに拡大し、チベット人を大量に逮捕して厳罰に処しているとの報告を受けています。我々は、チベット、北京をはじめとするいかなる場所においてもデモ抗議者に対する武力弾圧を抑制するよう強く求めます。

我々は、あなたに、チベットの人々との実質的な対話を行ない、彼らが表明している正当な懸念と純粋な苦情の解決に向けて取り組んでいただきますよう求めます。ダライ・ラマ法王は、独立した国連チームがチベットを訪れ、この度の事態の現地調査が行なわれることを求めています。我々は、あなたに、そのような調査チームが現地に入ることを許可していただくよう、そして調査にあたっては全面的にご協力いただくよう強く求めます。また我々はあなたに対し、外国人ジャーナリストによる無制限の中国への入国を許可していただきますよう強く求めます。

あなたの政府にオリンピックの開催権があると認められたのは、あなたの政府が五輪憲章を遵守し、人権に対する取り組みを改善すると誓約したからです。世界各国の政府と国際オリンピック委員会は議論の末、2008年のオリンピック開催権が中国にあると認めるならば中国は開かれた国となり、人権が改善されていくだろうと判断したのです。

あなたの政府は、チベット暴動を武力弾圧し、中国国内の五輪反対制派を弾圧し、そしてスーダンとミャンマーの恐怖政権を経済的、政治的、軍事的に支援し続けています。これらは開かれた責任ある中国というビジョンとは矛盾しています。このようなことから、我々は、あなたの政府がただちに方針を変え、責任ある行動をとり、説明義務と透明性をもってチベットの人々にどのように対処しているのかを見せてくださるよう求めます。

世界の目が見守っている今、そしてチベットの人々が自由を求めて立ち上がった今、ダライ・ラマ法王が提示した道への一歩を踏み出されますよう、そして暴力行使を放棄されますよう願っております。

敬具
  • シリン・エバディ(2003年ノーベル平和賞受賞)
  • ワンガリ・マータイ(2004年ノーベル平和賞受賞)
  • マイレッド・コリガン・マグワイア(1976年ノーベル平和賞受賞)
  • リゴベルタ・メンチュウ・トゥム(1992年ノーベル平和賞受賞)
  • ベティ・ウィリアムズ(1976年ノーベル平和賞受賞)
  • ジョディ・ウィリアムズ(1976年ノーベル平和賞受賞)

「VOICES on the Crisis of Tibet チベットの危機に関する声」http://www.tibetsupport.net/   より転載

 

(原文)

Nobel laureates urge peaceful end to violence in Tibet Print E-mail
Thursday, 20 March 2008

Over the past week, Tibet has experienced the worst violence it has seen in over 20 years. The Nobel Women's Initiative has sent an open letter to Chinese President Hu Jintao in solidarity with Tibet's spiritual leader, fellow laureate, His Holiness the Dalai Lama. The Dalai Lama continues to be adamantly opposed to violence, and denounces the brutality of recent protesters and government officials. We urge the government to reject the use of violence and to engage in meaningful dialogue with the men and women of Tibet.

Copies of the open letter were also sent to British Prime Minister Gordon Brown, U.S. President George W. Bush, and Canadian Prime Minister Stephen Harper


AN OPEN LETTER TO HIS EXCELLENCY PRESIDENT HU JINTAO

20 March 2008

His Excellency Hu Jintao
President, People’s Republic of China
Beijing

Dear President Hu,

We six women Nobel Peace Laureates are deeply concerned and dismayed by your government’s violent crackdown on recent protests in Tibet.  We are writing in solidarity with our fellow Nobel Laureate, His Holiness the Dalai Lama, whose commitment to nonviolent struggle on behalf of the Tibetan people is unwavering and unquestionable. In these difficult days, we stand with him, and with the thousands of Tibetans who have peacefully demonstrated to express their legitimate concerns.

We have received reports of widespread violence, and threats of mass arrests and severe punishment by the Tibet Autonomous Region High People’s Court. We urge you to exercise restraint in dealing with the protests in Tibet, Beijing and elsewhere in the country.

We call on you to engage in meaningful dialogue with the men and women of Tibet to address their legitimate concerns and genuine grievances.  The Dalai Lama has called for an independent United Nations team to visit Tibet and assess the current situation on the ground.  We urge you to allow entry of such a group, and to fully cooperate to enable a thorough investigation. We also urge you to allow full access and entry to China by foreign journalists. 

Your government was granted the right to host the Olympic Games after it vowed to adhere to the Olympic charter and improve its human rights record.  Governments of the world and the International Olympic Committee argued that granting the 2008 Games to China would help open up the country and improve China’s human rights record. 

Your government’s response to the Tibet uprising, the reported crackdown on dissidents within China in the lead up to the Games, and China’s continued economic, political and military support for the brutal regimes in Sudan and Burma, contradict this vision of a
more open and responsible China.  In this context, we hope your Government will change course immediately, act responsibly, and show accountability and transparency in its treatment of the Tibetan people.

While the world is watching, while the Tibetan people are rising for their freedom, we hope you will walk the path set by His Holiness, the Dalai Lama, and reject the use of violence.

Sincerely,

Dr. Shirin Ebadi, 2003 Nobel Peace Laureate

Professor Wangari Maathai, 2004 Nobel Peace Laureate

Mairead Corrigan Maguire, 1976 Nobel Peace Laureate

Rigoberta Menchu Tum, 1992 Nobel Peace Laureate

Betty Williams, 1976 Nobel Peace Laureate

Professor Jody Williams, 1997 Nobel Peace Laureate

FROM:  NOBE WOMEN'S iNiTIATiVE

http://www.nobelwomensinitiative.org/index.php/content/view/215/42/

 

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ダライ・ラマ法王の声明(2008年4月2日)/An Appeal

この度のチベットでの悲劇的な事態に懸念を表明してくださっている世界各国のリーダー、議員、NGO、一般市民の皆様に、こころから感謝の念を表明させていただきます。
また、平和的デモ行進に対する武力行使を中止し、問題解決に向けて有意義な対話を始めるよう中国当局を説得すべくご尽力くださっていることに感謝申し上げます。

私は、この度のデモ行進と抗議行動は、いわゆるチベット自治区とされている地域のチベット人のみならず、現在ではチベット自治区周辺の青海省、甘粛省、四川省、雲南省の一部となりながらもチベット民族が実質的に存在している旧来のチベット地域のチベット人の心に深く根ざした憤りのあらわれだと思っています。

信頼できる情報筋によりますと、中国当局は、これら旧来のチベット地域に大規模な軍隊を配備し、暴動に関与した疑いがあるとしてチベット人を厳しく弾圧しはじめているだけでなく、抗議行動が起きた地域を封鎖しているということです。

そこで皆様には引き続き、弾圧をただちに中止すること、不当に逮捕・拘禁したチベット人をすべて釈放すること、適切な医療処置を供給することを呼びかけてくださいますようお願い申し上げます。
我々がとりわけ憂慮しているのが、適切な医療処置の供給です。負傷した多くのチベット人が、中国人が経営する病院や診療所へ行くことを怖れているからです。

また、今回の暴動とその根元的な原因を調査するための独立した国際機関を派遣するよう、そして報道関係者と国際医療チームがこれに関連するすべての地域に入れるよう呼びかけてくださいますようにお願い申し上げます。そのような調査団、メディア、医療チームの存在は、チベットの人々の心に安堵感をもたらすだけでなく、中国当局の弾圧を抑制することにもなるからです。

ダライ・ラマ法王日本代表部事務所ホームページ

http://www.tibethouse.jp/dalai_lama/message/080402_appeal.html

より拙訳転載

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An Appeal

I would like to express my appreciation and gratitude to the world leaders, Parliamentarians, NGOs and members of the public who have expressed their concern over the recent deeply saddening and tragic events in Tibet.  I am also grateful for their efforts to persuade the Chinese authorities to exercise restraint in dealing with the peaceful protesters, while at the same time calling for meaningful dialogue to resolve the issue.
I believe the recent demonstrations and protests are a manifestation of the deep-rooted resentment not only of the Tibetan people in the so-called Tibet Autonomous Region (TAR), but also in the outlying traditional Tibetan areas now incorporated into Qinghai, Gansu, Sichuan and Yunnan provinces, where there exist substantial communities of ethnic Tibetans.
According to reliable sources, the Chinese authorities have deployed large contingents of troops in these traditional Tibetan regions and have not only started to crack down heavily on the Tibetans allegedly involved in the unrest, but also sealed off the areas where protests have taken place.
I therefore appeal for your continued support in calling for an immediate end to the current crackdown, the release of all those who have been arrested and detained, and the provision of proper medical treatment to the injured.  We are particularly concerned about the lack of adequate medical facilities, as there are reports of many injured Tibetans being afraid to go to Chinese-run hospitals and clinics.
I would also request you to encourage the sending of an independent international body, to investigate the unrest and its underlying causes, as well as allowing the media and international medical teams to visit the affected areas.  Their presence will not only instill a sense of reassurance in the Tibetan people, but will also exercise a restraining influence on the Chinese authorities.
THE DALAI LAMA
April 2, 2008


中国の皆様への呼びかけ/An Appeal to the Chinese People

今日は、世界各地におられる私の兄弟姉妹である中国人の皆様、とりわけ中華人民共和国内にいらっしゃる皆様に、心からご挨拶を申し上げます。
近年のチベット開発の状況を踏まえながら、チベット人と中国人との関係についての私の考えを皆さまと共有し、私から皆さま全員へ向けた個人的な呼びかけをさせていただきたいと思います。

私はチベットの悲劇的な騒動で亡くなられた人々を想い、深い悲しみに沈んでいます。私は、中国の方がお亡くなりになられたことも承知しています。犠牲者となられた方々、またそのご家族を悼み、哀悼の祈りを捧げます。この度の動乱は、いかにチベットの現状が逼迫しているか、そしていかに早急に対話を通じて平和的かつチベットと中国の双方にとって有益な解決が見いだされねばならないかをはっきりと示すものです。このような局面に直面しながらも、私は、中国当局に対し、共に平和と安定を実現させていきたいという私の意志を表明します。

中国人の兄弟姉妹である皆様に、私にはチベットの独立を求めるつもりなどまったくないことを断言します。私は、チベット人と中国人の間にくさびを打ち込もうなどとはまったく思っていません。それどころか、私は絶えず中国人とチベット人の双方が確実に長期的な利益を得られる解決策をみつけられるように専心してまいりました。それこそが真のチベット問題の解決といえるからです。何度も繰り返し申し上げているように、私のいちばんの懸念は、チベット人独自の文化、言語、アイデンティティーを確実に存続させることができるかどうかということです。仏教の教義に基づいて生きようと精進している一介の僧侶として、私は、私の動機が真実であると断言します。

私は中華人民共和国の指導部に対し、私の見解を理解いただいて、「事実から真実をみつける」ことでチベット問題を解決していくよう要請してまいりました。私は、中国指導部に対し、叡智を尽くしてチベットの人々との意味ある対話をはじめるよう強く求めます。また、中華人民共和国の安定と調和に真摯に取り組み、中国とチベットの間にさらなる亀裂をつくることを避けるよう要請します。この度のチベットでの事態を伝える中国国営メディアの報道には事実と異なる偽りの映像が使われており、予測不可能な長期的影響をはらんだ人種間の緊張の種を蒔くことになりかねません。このことを私は非常に憂慮しております。同様に、私が北京五輪を支援している旨を繰り返し述べているにもかかわらず、中国当局は、私が北京五輪を妨害しようとしていると言い放っています。しかしながら、中国人の見識者のなかには中国指導部の行為、および、とりわけ中国とチベット間の長期的なマイナス影響の可能性に強い懸念を表明しておられる方も何人かいらっしゃり、そのことに私は力づけられている次第です。

古代から、チベットと中国の人々は隣人として暮らしてきました。チベットと中国の有史2000年を振り返りますと、友好的な関係を育み、中国から妃を迎えた時代があったその一方で、剣を交えた時代もありました。しかし、仏教がインドからチベットに伝わる以前に中国で花開いてからというもの、我々チベット人は歴史的に中国の人々をダルマ(仏法)における兄姉として敬愛してまいりました。これは、中国の外に住む中国人社会や、私の仏教講演に参加されたり、中国本土から巡礼者として私のもとを訪れたことのある中国人の方々の間ではよく知られていることです。このような方々との出逢いに私は元気づけられましたし、彼らがチベットと中国の人々が互いをよりよく理解し合えるような架け橋になってくださるのではないかという気がしています。20世紀は途方もない変化の時代でした。チベットもまた、時代の荒波にのまれました。1949年、中華人民共和国が建国されるとすぐに人民解放軍がチベットに進駐し、1951年5月に中国とチベットの間で17か条協定が結ばれました。1954年から1955年、私は北京に滞在し、国家人民会議に出席していましたが、その折には毛沢東国家主席をはじめとする多くのリーダーと個人的な友好関係を育む機会をいただきました。事実、毛沢東主席からはチベットの将来を見据えた問題も含むさまざまなアドバイスをいただきました。そのような確かな感触に励まされ、また当時の中国のリーダーたちの献身に鼓舞されて、私は自信と楽観を胸にチベットへ帰国しましたし、私と同じ希望を抱いていた中国共産党員のチベット人もいました。ラサへ戻ると、私は中華人民共和国という家族の枠組みのなかで真のチベットの自治を求めるべくあらゆる努力をしました。そうすることがチベットと中国、双方の人々にとって長期的な利益となる最善の方法だと私は信じていたのです。

残念なことに、チベットにおける緊張は1956年頃から高まりはじめ、やがて1959年3月10日にはラサで平和を求める蜂起が起こり、結果として私の亡命生活がはじまりました。中華人民共和国の支配の下で、多くの前向きな開発が行なわれましたが、しかし、1989年1月に前パンチェン・ラマが指摘したように、これらの開発ははかりしれない苦しみと破壊という影を落としました。チベットで暮らすチベット人は、絶えず中国政府から嫌疑の目を向けられ、絶えず怯えて暮らさねばなりませんでした。しかしながら、チベットの人々を冷酷に抑圧する中国指導部を敵として視るかわりに、私は、彼らと友人になれるように祈りました。つぎにご紹介する祈りのことばは、インドに亡命した翌年の1960年に私が作ったものです。
「彼らが善と悪を見分ける智恵の目を得られますように。そして彼らが、友好と愛の栄光のなかに留まることができますように」
多くのチベット人、学童たちが、毎日この祈りを唱えています。

1974年、チベット亡命政府のカシャック(内閣)および当時の亡命チベット代表者議会の議長と副議長との慎重な協議の末、我々は、中国からの独立を求めるのではなく、チベットにおける平和的開発を促すことになるであろう「中道」を見つけていくべきだと決断しました。当時、文化大革命のさなかであった中華人民共和国と我々が接触を持つことはありませんでしたが、我々は、チベットをめぐる懸案を、遅かれ早かれ交渉を通して解決しなければならないこととして認識しておりました。我々はまた、チベットが中華人民共和国という枠組みに留まるならば、少なくとも現代化と経済的発展において、大いにチベットに利することになるであろうことも認識しておりました。チベットは伝統文化遺産に恵まれていますが、物質的に発達しているとはいえなかったからです。

チベットには世界の屋根があり、アジアの主な河の源流がありますから、チベット高原の環境を保護することは極めて重要な問題です。我々の最大の懸念は、普遍的な思いやりの心に根ざしたチベットの仏教文化、チベット語、チベット独自のアイデンティティーを保護していくことでしたので、我々はすべてのチベット人のために意味ある自治を達成すべく全身全霊で取り組んでまいりました。そして中華人民共和国の憲法では、そのような権利がチベット人をはじめとする国民に与えられています。

1979年、当時の国家主席であったトウ小平氏は、「チベットの独立という問題を除くならば、すべての問題は交渉可能である」と私の特使に断言しました。我々はすでに中華人民共和国という政体の枠組み内でチベット問題を解決する道を模索する方法を公式化していましたので、これをあらたな好機と捉えておりました。私の代表団は中華人民共和国の当局者と何度も会いました。2002年にあらたな交渉が開始されて以来、我々は6回に渡る交渉を行なってまいりました。しかしながら、基本的な問題においては、まったく進展がありません。それでもなお、何度も述べてきましたが、私は中道のアプローチを断固として貫き、対話を通じて問題を解決していく所存ですし、その決意をいまここで繰り返し伝えさせていただきたく思います。

中国の方々は、今年開催される北京五輪を誇りに思い、たのしみにしておられることでしょう。私自身も、当初から、北京がオリンピックの開催地となる機会に恵まれることを願い支持しておりました。その気持ちは今も変わっていません。中国は、世界一の人口、長い歴史、極めて豊かな文明を持つ国です。昨今、中国は目覚しい経済成長を遂げ、大きな力を持つ国として台頭しています。これはじつによろこばしいことです。しかし中国は、国際社会の一員として尊敬に値する国になるために、透明性、自由、法律に則って調和ある開かれた社会を築いていく必要があります。例を挙げるなら、今日に至るまで、天安門事件の犠牲者は、損害賠償のみならず政府の公式な返答を受けていません。同様に、地方に住む何千もの中国人が、腐敗した地方役人の不正な搾取に苦しんでいます。法に則って苦言を呈した者は無視されるか、攻撃されるかなのです。私はこのような懸念を、人間という同志のひとりとして、そして中華人民共和国という大家族の一員として自分をみなす準備ができている者として表明する次第です。またそのような観点から、私は、「調和した社会」をつくるという胡錦濤国家主席の政策を高く評価し、支持いたしております。しかしながら、そのような社会は、言論の自由や法治をはじめとする自由な空気や信頼関係があってこそはじめて生まれるものです。このような価値を受け入れるならば、少数民族に関する多くの重要な問題---チベット問題、東トルキスタン問題、総人口2400万のうち本来の住民の人口が20%を占めるに過ぎなくなっている内モンゴル問題---を解決できると私は固く信じています。

私は、「チベットの安定と安全は国家の安定と安全である」という胡錦濤国家主席の最近の声明がチベット問題解決に向けてのあたらしい時代の夜明けを告げてくれるものであればよいと願っておりました。しかし残念なことに、中国からチベットを分離しないよう努めてきた私の真摯な努力にもかかわらず、中華人民共和国のリーダーたちは、私のことを「分離主義者」と呼び、非難し続けています。同様に、ラサをはじめとする多くの地域でチベット人が深く根ざした憤りの自然な現れとして抗議行動を行なったときも、中国当局はたちどころに私を、デモ抗議を指揮しているとして非難しました。私は、このような根拠のない主張の事実を明らかにすべく、しかるべき機関による徹底的な調査が行なわれるよう要請しています。

私の兄弟である中国人の皆様、あなたがどこにおられる方であろうと、中国とチベットとの間にある誤解を打ち消すべく力を貸してください、と私は深い憂慮をもってお願い申し上げる次第です。また、我々が理解と和解の精神で対話を通じてチベット問題を平和的かつ永続的に解決できるようお力添えくださいますようお願い申し上げます。

祈りを込めて

ダライ・ラマ

ダライ・ラマ法王日本代表部事務所ホームページ

http://www.tibethouse.jp/dalai_lama/message/080328_to_the_chinese_people.html

より拙訳転載

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An Appeal to the Chinese People

Today, I extend heartfelt greetings to my Chinese brothers and sisters around the world, particularly to those in the People’s Republic of China.  In the light of the recent developments in Tibet, I would like to share with you my thoughts concerning relations between the Tibetan and Chinese peoples, and make a personal appeal to all of you.
I am deeply saddened by the loss of life in the recent tragic events in Tibet. I am aware that some Chinese have also died. I feel for the victims and their families and pray for them. The recent unrest has clearly demonstrated the gravity of the situation in Tibet and the urgent need to seek a peaceful and mutually beneficial solution through dialogue. Even at this juncture I have expressed my willingness to the Chinese authorities to work together to bring about peace and stability.
Chinese brothers and sisters, I assure you I have no desire to seek Tibet’s separation. Nor do I have any wish to drive a wedge between the Tibetan and Chinese peoples. On the contrary my commitment has always been to find a genuine solution to the problem of Tibet that ensures the long-term interests of both Chinese and Tibetans. My primary concern, as I have repeated time and again, is to ensure the survival of the Tibetan people’s distinctive culture, language and identity. As a simple monk who strives to live his daily life according to Buddhist precepts, I assure you of the sincerity of my personal motivation.
I have appealed to the leadership of the PRC to clearly understand my position and work to resolve these problems by “seeking truth from facts.” I urge the Chinese leadership to exercise wisdom and to initiate a meaningful dialogue with the Tibetan people. I also appeal to them to make sincere efforts to contribute to the stability and harmony of the PRC and avoid creating rifts between the nationalities. The state media’s portrayal of the recent events in Tibet, using deceit and distorted images, could sow the seeds of racial tension with unpredictable long-term consequences. This is of grave concern to me.  Similarly, despite my repeated support for the Beijing Olympics, the Chinese authorities, with the intention of creating a rift between the Chinese people and myself, the Chinese authorities assert that I am trying to sabotage the games. I am encouraged, however, that several Chinese intellectuals and scholars have also expressed their strong concern about the Chinese leadership’s actions and the potential for adverse long-term consequences, particularly on relations among different nationalities.
Since ancient times, Tibetan and Chinese peoples have lived as neighbors. In the two thousand year old recorded history of our peoples, we have at times developed friendly relations, even entering into matrimonial alliances, while at others we fought each other. However, since Buddhism flourished in China first before it arrived in Tibet from India, we Tibetans have historically accorded the Chinese people the respect and affection due to elder Dharma brothers and sisters. This is something well known to members of the Chinese community living outside China, some of whom have attended my Buddhist lectures, as well as pilgrims from mainland China, whom I have had the privilege to meet. I take heart from these meetings and feel they may contribute to a better understanding between our two peoples.
The twentieth century witnessed enormous changes in many parts of the world and Tibet too was caught up in this turbulence. Soon after the founding of the People’s Republic of China in 1949, the People’s Liberation Army entered Tibet finally resulting in the 17-point Agreement concluded between China and Tibet in May 1951. When I was in Beijing in 1954/55, attending the National People’s Congress, I had the opportunity to meet and develop a personal friendship with many senior leaders, including Chairman Mao himself. In fact, Chairman Mao gave me advice on numerous issues, as well as personal assurances with regard to the future of Tibet. Encouraged by these assurances, and inspired by the dedication of many of China’s revolutionary leaders of the time, I returned to Tibet full of confidence and optimism. Some Tibetan members of the Chinese Communist Party also had such a hope. After my return to Lhasa, I made every possible effort to seek genuine regional autonomy for Tibet within the family of the People’s Republic of China (PRC). I believed that this would best serve the long-term interests of both the Tibetan and Chinese peoples.
Unfortunately, tensions, which began to escalate in Tibet from around 1956, eventually led to the peaceful uprising of March 10, 1959, in Lhasa and my eventual escape into exile. Although many positive developments have taken place in Tibet under the PRC’s rule, these developments, as the previous Panchen Lama pointed out in January 1989, were overshadowed by immense suffering and extensive destruction. Tibetans were compelled to live in a state of constant fear, while the Chinese government remained suspicious of them. However, instead of cultivating enmity towards the Chinese leaders responsible for the ruthless suppression of the Tibetan people, I prayed for them to become friends, which I expressed in the following lines in a prayer I composed in 1960, a year after I arrived in India: “May they attain the wisdom eye discerning right and wrong, And may they abide in the glory of friendship and love.” Many Tibetans, school children among them, recite these lines in their daily prayers.
In 1974, following serious discussions with my Kashag (cabinet), as well as the Speaker and the Deputy Speaker of the then Assembly of the Tibetan People’s Deputies, we decided to find a Middle Way that would seek not to separate Tibet from China, but would facilitate the peaceful development of Tibet. Although we had no contact at the time with the PRC – which was in the midst of the Cultural Revolution – we had already recognized that, sooner or later, we would have to resolve the question of Tibet through negotiations. We also acknowledged that, at least with regard to modernization and economic development, it would greatly benefit Tibet if it remained within the PRC. Although Tibet has a rich and ancient cultural heritage, it is materially undeveloped.
Situated on the roof of the world, Tibet is the source of many of Asia’s major rivers; therefore, protection of the environment on the Tibetan plateau is of supreme importance. Since our utmost concern is to safeguard Tibetan Buddhist culture – rooted as it is in the values of universal compassion – as well as the Tibetan language and the unique Tibetan identity, we have worked whole-heartedly towards achieving meaningful self-rule for all Tibetans. The PRC’s constitution provides the right for nationalities such as the Tibetans to do this.
In 1979, the then Chinese paramount leader, Deng Xiaoping assured my personal emissary that “except for the independence of Tibet, all other questions can be negotiated.” Since we had already formulated our approach to seeking a solution to the Tibetan issue within the constitution of the PRC, we found ourselves well placed to respond to this new opportunity. My representatives met many times with officials of the PRC. Since renewing our contacts in 2002, we have had six rounds of talks. However, on the fundamental issue, there has been no concrete result at all. Nevertheless, as I have declared many times, I remain firmly committed to the Middle Way approach and reiterate here my willingness to continue to pursue the process of dialogue.
This year, the Chinese people are proudly and eagerly awaiting the opening of the Olympic Games. I have, from the start, supported Beijing’s being awarded the opportunity to host the Games. My position remains unchanged. China has the world’s largest population, a long history and an extremely rich civilization. Today, due to her impressive economic progress, she is emerging as a great power. This is certainly to be welcomed. But China also needs to earn the respect and esteem of the global community through the establishment of an open and harmonious society based on the principles of transparency, freedom, and the rule of law. For example, to this day victims of the Tiananmen Square tragedy that adversely affected the lives of so many Chinese citizens have received neither just redress nor any official response. Similarly, when thousands of ordinary Chinese in rural areas suffer injustice at the hands of exploitative and corrupt local officials, their legitimate complaints are either ignored or met with aggression. I express these concerns both as a fellow human being and as someone who is prepared to consider himself a member of the large family that is the People’s Republic of China. In this respect, I appreciate and support President Hu Jintao’s policy of creating a “harmonious society”, but this can only arise on the basis of mutual trust and an atmosphere of freedom, including freedom of speech and the rule of law. I strongly believe that if these values are embraced, many important problems relating to minority nationalities can be resolved, such as the issue of Tibet, as well as Eastern Turkistan, and Inner Mongolia, where the native people now constitute only 20% of a total population of 24 million.
I had hoped President Hu Jintao’s recent statement that the stability and safety of Tibet concerns the stability and safety of the country might herald the dawning of a new era for the resolution of the problem of Tibet. It is unfortunate that despite my sincere efforts not to separate Tibet from China, the leaders of the PRC continue to accuse me of being a “separatist”. Similarly, when Tibetans in Lhasa and many other areas spontaneously protested to express their deep-rooted resentment, the Chinese authorities immediately accused me of having orchestrated their demonstrations. I have called for a thorough investigation by a respected body to look into this allegation.
Chinese brothers and sisters – wherever you may be – with deep concern I appeal to you to help dispel the misunderstandings between our two communities. Moreover, I appeal to you to help us find a peaceful, lasting solution to the problem of Tibet through dialogue in the spirit of understanding and accommodation.
With my prayers,
The Dalai Lama
March 28, 2008


26人のノーベル賞受賞者からのチベット支援メッセージ

「VOICES on the Crisis of Tibet チベットの危機に関する声」

http://www.tibetsupport.net/  より拙訳転載

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我々、ノーベル賞受賞者は、チベット人のデモ抗議者に対して武力弾圧を行なっている中国政府に対し、遺憾の念を表明します。

我々は、中国当局に対し、武器を持たず、平和的にデモ行進を行なっているチベット人に対する武力行使をやめるよう強く求めます。我々は、中国政府が、我々の同志であるノーベル賞受賞者、ダライ・ラマ法王に対して行なっている不当な軍事行動に抗議します。中国当局の繰り返しの主張に反して、ダライ・ラマが求めているのは中国からの分離ではなく、宗教および文化における自治です。チベットに代々伝えられてきた遺産を保護するには、そのような自治が土台として必要なのです。

我々は、チベット問題が平和的かつ中国とチベットの双方にとって有益な解決に向かうよう、中国政府がダライ・ラマの特使との対話を早急に再開することを求めます。

  • アレクセイ・アブリコソフ(2003年ノーベル物理学賞受賞)
  • ピーター・アグレ(2003年ノーベル化学賞受賞)
  • バナフ・ベナセラフ(1980年ノーベル生理学・医学賞受賞)
  • ギュンター・ブローベル(1999年ノーベル生理学・医学賞受賞)
  • アルヴィド・カールソン(2000年ノーベル生理学・医学賞受賞)
  • ジョン・クッツェー(2003年ノーベル文学賞受賞)
  • パウル・J・クルツェン(1995年ノーベル化学賞受賞)
  • クライヴ・W.J.グレンジャー(2003年ノーベル経済学賞受賞)
  • パウル・グリーンガード(2000年ノーベル生理学・医学賞受賞)
  • アブラム・ハーシュコ(2004年ノーベル化学賞受賞)
  • ロアルド・ホフマン(1981年ノーベル化学賞受賞)
  • ジョン・ヒューム(1998年ノーベル平和賞受賞)
  • ブライアン・D・ジョセフソン(1973年ノーベル物理学賞受賞)
  • エリック・R・カンデル(2000年ノーベル生理学・医学賞受賞)
  • ロジャー・コーンバーグ(2006年ノーベル生理学・医学賞受賞)
  • フィン・キドランド(2004年ノーベル経済学賞受賞)
  • エルヴィン・ネーアー(1991年ノーベル生理学・医学賞受賞)
  • ジョン・C・ポラニ(1986年ノーベル化学賞受賞)
  • H・デビッド・ポリツァー(2004年ノーベル物理学賞受賞)
  • リチャード・J・ロバーツ(1993年ノーベル生理学・医学賞受賞)
  • フィリップ・A・シャープ(1993年ノーベル生理学・医学賞受賞)
  • イェンス・C・スコウ(1997年ノーベル化学賞受賞)
  • ウォーレ・ショインカ(1986年ノーベル文学賞受賞)
  • エリ・ヴィーゼル(1986年ノーベル平和賞受賞)
  • トルステン・N・ヴィーゼル(1981年ノーベル生理学・医学賞受賞)
  • ベティ・ウィリアムズ(1976年ノーベル平和賞受賞)

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(原文)

Twenty-six Nobel Laureates have deplored and condemned China's violent 
crackdown on Tibetan protestors and urged Chinese authorities to 
exercise restraint.

In a joint statement made public on March 20, 2008, the Laureates also 
protested against China's campaign to vilify the Dalai Lama, a fellow 
Nobel Laureate.

Following is the full text and the names of the Laureates who signed it.

We, the undersigned Nobel Laureates, deplore and condemn the Chinese 
government's violent crackdown on Tibetan protestors. We urge the 
Chinese authorities to exercise restraint in dealing with these 
unarmed, peaceful demonstrators.

We protest the unwarranted campaign waged by the Chinese government 
against our fellow Nobel Laureate, His Holiness the Dalai Lama. 
Contrary to the repeated claims of Chinese authorities, the Dalai Lama 
does not seek separation from China, but religious and cultural 
autonomy. This autonomy is fundamental to the preservation of the 
ancient Tibetan heritage.

We call upon the Chinese government to resume talks with the Dalai 
Lama's representatives as soon as possible in order to achieve a 
peaceful and mutually beneficial solution to the Tibetan issue.

Alexei Abrikosov,Nobel Prize, Physics (2003)
Peter Agre, Nobel Prize, Chemistry (2003)
Baruj Benacerraf, Nobel Prize, Medicine (1980)
Günter Blobel, Nobel Prize, Medicine (1999)

Arvid Carlsson, Nobel Prize, Medicine (2000)

John Coetzee, Nobel Prize, Literature (2003)

Paul J. Crutzen, Nobel Prize, Chemistry (1995)

Clive W.J. Granger, Nobel Prize, Economics (2003)

Paul Greengard, Nobel Prize, Medicine (2000)

Avram Hershko, Nobel Prize, Chemistry (2004)

Roald Hoffman, Nobel Prize, Chemistry (1981)

John Hume, Nobel Prize, Peace (1998)

Brian D. Josephson, Nobel Prize, Physics (1973)

Eric R. Kandel, Nobel Prize, Medicine (2000)

Roger Kornberg, Nobel Prize, Chemistry (2006)

Finn E. Kydland, Nobel Prize, Economics (2004)

Erwin Neher, Nobel Prize, Medicine (1991)

John C. Polanyi, Nobel Prize, Chemistry (1986)

H. David Politzer, Nobel Prize, Physics (2004)

Richard J. Roberts, Nobel Prize, Medicine (1993)

Phillip A. Sharp, Nobel Prize, Medicine (1993)

Jens C. Skou, Nobel Prize, Chemistry (1997)

Wole Soyinka, Nobel Prize, Literature (1986)

Elie Wiesel, Nobel Prize, Peace (1986)

Torsten N. Wiesel, Nobel Prize, Medicine (1981)

Betty Williams, Nobel Prize, Peace (1976)=


デズモンド・ツツ大主教からのチベット支援の声明

「VOICES on the Crisis of Tibet チベットの危機に関する声」

http://www.tibetsupport.net/ より拙訳転載

2008年3月25日

チベットの歴史のなかでも極めて危機的状況の今、私は、チベットの人々と共にあることを表明します。

私の大切な友人であるダライ・ラマ法王に申し上げます。私はあなたと共にいます。あなたは、非暴力とは、慈悲とは、善良とはどういうことなのか、身をもって示しておいでです。この度のチベットでの悲劇が起こったのは、復活祭の最中のことでした。中国は、あなたが暴力を前導したと述べているそうですね。中国があなたのことを理解していないのは明白ですし、中国はあなたがどういう人物であるかを知るべきなのです。ダライ・ラマ法王が亡命されてからの50年間、世界中の多くの人がダライ・ラマ法王とはいかなる人物であるか知ってきたように、中国政府もダライ・ラマ法王のことを知るように、私は中国政府に求めたいと思います。チベットの僧侶や一般市民にこれ以上暴力を振るわないでほしいというダライ・ラマ法王の嘆願を聞きいれるよう中国政府に求めたいと思います。

私は中国に対し、ダライ・ラマという平和主義者との実質的で意味ある対話に入るよう強く求めます。世界に与える影響という意味で、中国は類のない位置づけに置かれています。中国のリーダーたちがそれを理解していることは間違いありませんし、そうでなければオリンピックの開催国に選ばれることもなかったはずです。殺戮、投獄、拷問はスポーツではありません。無実の人々は釈放され、自由が与えられなければなりませんし、公正な裁判がなされなければならないのです。

私の尊敬する友人である国連人権高等弁務官のルイーズ・アルブール女史に対し、チベットを訪れてくださるよう、そして世界中から正義を叫ぶ声が上がることになった今回の事態を調査し、国際社会のまえに明らかにする道を開いてくださるよう強く求めます。高等弁務官はジャーナリストや監視団とともにチベットに入ることが許されるべきですし、公平な立場から権力者に真実を語ることができるはずです。ですからどうかぞ、この問題を――50年もの苦しみを――平和的解決へと導いてください。そうすることで助かるのはチベットだけではありません。中国を助けることにもなるのです。

そして、北京五輪で世界各国を受け入れることになる中国は、「中国は変わった」「中国は国際社会のパートナーとしての責任をまっとうしようとしている」と世界の目が認めるような状態にもっていく必要があります。最後に申し上げます。中国政府は、生涯を非暴力に捧げてきたノーベル平和賞の受賞者であるダライ・ラマ法王を悪者にして非難するという言葉による虐待をやめなければなりません。

デズモンド・ムピロ・ツツ

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(原文)
I wish to express my solidarity with the people of Tibet during this critical time in their history. To my dear friend His Holiness the Dalai Lama, let me say: I stand with you. You define non violence and compassion and goodness. I was in an Easter retreat when the recent tragic events unfolded in Tibet. I learned that China has stated you caused violence. Clearly China does not know you, but they should. I call on China's government to know His Holiness the Dalai Lama, as so many have come to know, during these long decades years in exile.  Listen to His Holiness' pleas for restraint and calm and no further violence against this civilian population of monastics and lay people.

I urge China to enter into a substantive and meaningful dialogue with this man of peace, the Dalai Lama. China is uniquely positioned to impact and affect our world. Certainly the leaders of China know this or they would not have bid for the Olympics. Killing, imprisonment and torture are not a sport: the innocents must be released and given free and fair trials.

I urge my esteemed friend Louise Arbour, the United Nations High Commissioner for Human Rights to visit Tibet and be given access to  assess, and report to the international community, the events which led to this international outcry for justice. The High Commissioner should be allowed to travel with journalists, and other observers, who may speak truth to power and level the playing field so that, indeed, this episode -- these decades of struggle -- may attain a peaceful resolution. This will help not only Tibet. It will help China.

And China, poised to receive the world during the forthcoming Olympic Games needs to make sure the eyes of the world will see that China has changed, that China is willing to be a responsible partner in international global affairs. Finally, China must stop naming, blaming and verbally abusing one whose life has been devoted to non violence,  His Holiness the Dalai Lama, a Nobel peace laureate.

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ダライ・ラマ法王の声明(2008年3月18日)/Press Release

この場をお借りして、チベットで起きている悲しい事態を憂慮してくださる世界各国のリーダー、国際機関をはじめとする人々に心からの感謝を申し上げます。また、デモ参加者への武力行使を抑制するよう中国当局に説得を試みてくださっていることに深く感謝申し上げます。

チベットでの抗議行動を私が指揮していると中国政府が非難していますので、事実を明らかにするためにも、中国の代表団を混じえたしかるべき機関による徹底調査を行なうよう要請します。そのような調査機関に、チベット自治区、チベット自治区外のチベット圏、インド・ダラムサラの中央チベット行政府を訪れていただくことが必要です。国際的なメディアが調査に加わるならば、国際社会はもちろん、無検閲の情報を入手できないでいる10億人以上の中国人にチベットで実際に起きていることを明らかにすることができ、極めて大きな助けとなります。

意図的であるかどうかにかかわらず、私は、チベットで起きていることは文化の大虐殺だと思っています。チベットでは、チベット人のアイデンティティーが絶えず攻撃に晒されてきました。チベットに非チベット人が大量流入した今、チベット人は自国に居るにもかかわらず、わずかな少数派へと減じています。 言語、文化、伝統などチベット独自の文化遺産が刻々と消えています。中国政府は国家を統一するどころか、チベットをはじめとする少数民族に対する差別を行なっているのです。

チベットにおいて僧院はチベット仏教文化の宝庫であり、学びの場であることは知られたところですが、その僧院の数も僧侶の数も深刻なまでに減らされています。かろうじて残っている僧院においても、チベット仏教の本格的な勉強をすることが禁じられており、学びの要所である僧院に入学することすら厳しく規制されているのが現状です。現実問題として、チベットでは宗教の自由がないのです。わずかな宗教の自由を求めることさえ、分離主義者のレッテルを貼られることを覚悟しなければなりません。チベットには真の自治がありません。中国の憲法で保障されている基本的な自由すらないのです。

チベットで起きているデモ抗議は、中国当局が地域住民の感情を公然と無視するなかで長年抑圧されてきた住民の憤りが自然発作的に爆発したものだと私は思っています。中国は、抑圧をさらに強化することが「長期の統一と安定」という目標を達成する方法なのだと誤解しているのです。

我々側は、中道のアプローチを続行し、チベット問題について中国と対話を行なうことでチベットと中国の双方にとって有益となる解決を図る所存です。

ゆえに、国際社会に対し、対話を通じてチベット問題を解決したいという我々の努力にご支援を賜りたく思います。そして、武力行使を最小限に控えるよう、また、逮捕者を公正かつ適切に扱うよう中国指導部に呼びかけていただくようお願い申し上げます。

ダライ・ラマ
インド、ダラムサラにて

ダライ・ラマ法王日本代表部事務所ホームページ

http://www.tibethouse.jp/dalai_lama/message/080318_release.html

より拙訳転載

PRESS RELEASE
I would like to take this opportunity to express my deep gratitude to world leaders and the international community for their concern over the recent sad turn of events in Tibet and for their attempts to persuade the Chinese authorities to exercise restraint in dealing with the demonstrations.
Since the Chinese Government has accused me of orchestrating these protests in Tibet, I call for a thorough investigation by a respected body, which should include Chinese representatives, to look into these allegations. Such a body would need to visit Tibet, the traditional Tibetan areas outside the Tibet Autonomous Region, and also the Central Tibetan Administration here in India. In order for the international community, and especially the more than one billion Chinese people who do not have access to uncensored information, to find out what is really going on in Tibet, it would be of tremendously helpful if representatives of the international media also undertook such investigations.
Whether it was intended or not, I believe that a form of cultural genocide has taken place in Tibet, where the Tibetan identity has been under constant attack. Tibetans have been reduced to an insignificant minority in their own land as a result of the huge transfer of non-Tibetans into Tibet. The distinctive Tibetan cultural heritage with its characteristic language, customs and traditions is fading away. Instead of working to unify its nationalities, the Chinese government discriminates against these minority nationalities, the Tibetans among them.
It is common knowledge that Tibetan monasteries, which constitute our principal seats of learning, besides being the repository of Tibetan Buddhist culture, have been severely reduced in both in number and population. In those monasteries that do still exist, serious study of Tibetan Buddhism is no longer allowed; in fact, even admission to these centres of learning is being strictly regulated. In reality, there is no religious freedom in Tibet. Even to call for a little more freedom is to risk being labeled a separatist. Nor is there any real autonomy in Tibet, even though these basic freedoms are guaranteed by the Chinese constitution.
I believe the demonstrations and protests taking place in Tibet are a spontaneous outburst of public resentment built up by years of repression in defiance of authorities that are oblivious to the sentiments of the local populace. They mistakenly believe that further repressive measures are the way to achieve their declared aim of long-term unity and stability.
On our part, we remain committed to taking the Middle Way approach and pursuing a process of dialogue in order to find a mutually beneficial solution to the Tibetan issue.
With these points in mind, I also seek the international community’s support for our efforts to resolve Tibet’s problems through dialogue, and I urge them to call upon the Chinese leadership to exercise the utmost restraint in dealing with the current disturbed situation and to treat those who are being arrested properly and fairly.
Dalai Lama
Dharamsala                                                                                                                        March 18, 2008


ダライ・ラマ法王の声明(2008年3月14日)/Press Release

平和的な抗議行動に続いて、この数日、ラサをはじめとするチベット各地で発生している事態に深い懸念を抱いています。これらの抗議行動は、現行の中国統治下で、チベットの人々の心に深く根ざしてきた憤りのあらわれです。

これまで絶えず申し上げてきたように、武力行使による統一と安定は一時的な解決にしかなりません。武力支配下にあっては統一と安定を期待するのは非現実的であり、平和的、永続的な解決策を見いだす助けとなることもありません。

したがって、私は、中国指導部に対して、武力の行使を中止し、チベットの人々との対話を通して、長年鬱積してきたチベットの人々の憤りに本気で取り組んでくださるよう訴えます。また、同胞のチベット人に対して、暴力に訴えないよう強く求めます。

ダライ・ラマ

ダライ・ラマ法王日本代表部事務所ホームページ

http://www.tibethouse.jp/dalai_lama/message/080314_statement.html

より拙訳転載

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PRESS RELEASE
I am deeply concerned over the situation that has been developing in Tibet following peaceful protests in many parts of Tibet, including Lhasa, in recent days.  These protests are a manifestation of the deep-rooted resentment of the Tibetan people under the present governance. 
As I have always said, unity and stability under brute force is at best a temporary solution.  It is unrealistic to expect unity and stability under such a rule and would therefore not be conducive to finding a peaceful and lasting solution.
I therefore appeal to the Chinese leadership to stop using force and address the long-simmering resentment of the Tibetan people through dialogue with the Tibetan people.  I also urge my fellow Tibetans not to resort to violence.
THE DALAI LAMA
Dated: March 14, 2008
from:  http://www.dalailama.com/news.216.htm


チベット民族平和蜂起49周年記念日におけるダライ・ラマ法王の声明/Statement of H.H. the Dalai Lama on the 49th Tibetan National Uprising Day

1959年にラサで起きたチベット民族平和蜂起の49周年記念式典にあたり、チベットのために苦しみ命を投げうったすべてのチベット人に祈りと感謝を捧げ、現在も弾圧や投獄に苦しむ人々と団結していることをここに表明します。また、チベット内外のチベット人、チベットのためにお力添えくださる方々、正義を愛するすべての方々にご挨拶申し上げます。

およそ60年間、ウーツァン、カム、アムドとして知られるチベット全土のチベット人が、中国の弾圧のもと、常に怯え、脅され、監視の目に晒されて暮らしてこなければなりませんでした。それにもかかわらず、チベット人は、信仰心、国家意識、独自の文化を守るため、自由を求め続けてきました。チベット人のこのような特質、不屈の勇気を、私は心から称え、誇りに思います。

世界中の政府組織、非政府組織、そして個人が、平和と正義を道義に、常にチベットを支援してくださっています。とりわけ昨年は、いくつもの国の政府や人々が我々を支持してくださっていることの明確な意思表示といえる重要なしるしを与えてくださいました。そのおひとりおひとりに感謝の念を捧げます。

チベット問題は非常に複雑です。政治、社会の性質、法律、人権、宗教、文化、人としてのアイデンティティ、経済、自然環境など、じつに多くの問題が内在的に関わっています。したがって、この問題を解決するには、片側の利益だけでなく、すべての当事者の利益を考慮に入れた包括的なアプローチを取る必要があります。そのような理由から、我々は、チベットと中国の双方にとって利益となる政策として「中道のアプローチ」を断固として貫き、長年、これを実現するために最善の努力を続けてまいりました。2002年以来、この問題について話しあうべく、私の特使と中華人民共和国の代表者が6回にわたる交渉を行なってまいりました。広範囲にわたる議論は、いくぶん中国の疑念を払拭する役目を果たし、我々の和解の熱意を伝えることができました。しかしながら、根本的な問題はまったく解決されていません。この2年間、チベットはさらなる弾圧と残忍な行為に見舞われています。これは非常に残念なことですが、しかし、中道のアプローチを貫くという私の決意は変わりません。今後も中国政府との対話を続けていく所存であります。

中華人民共和国に関する主な懸念は、チベットにおける合法性が欠けていることです。中国の主張に説得力を与えたいのであれば、中国が第一になすべきことは、チベットの人々が満足し、信頼を寄せる政策を遂行することです。中国とチベットが相互的同意の道を歩むことにより和解が実現したならば、そのときこそ、これまで何度も述べてきたように、私は、チベットの人々の中国支持を得るべく全力で取り組みます。

昨今のチベットでは、中国政府の見通しのあまさゆえに生まれる数知れない行為によって、自然環境が著しく破壊されています。中国の流入政策の結果、チベットに移住した非チベット人の数は何倍にも増加し、チベット人は、自国にいるにもかかわらず微々たる少数派へと減じています。さらには、チベット語、チベットの文化や伝統などチベットの人々の本質やアイデンティティが徐々に消滅しています。小なるチベット人口が、大なる中国人口のなかへと吸収同化されているのです。チベットでは、弾圧が続いています。数えきれないほどの想像を絶する人権侵害、宗教の自由の否定、宗教的問題の政治問題化が増え続けています。これらはすべて、チベット人を人間として尊重する姿勢が中国政府に欠如していることに起因しています。そしてこれが主な国民感情となり、チベット人と中国人との間に差別を生んでいるのです。したがって、私は、そのような政策をただちに中止するよう中国政府に求める次第です。

チベットの人々が居住している地域は、自治権を持つ県、自治権を持つ国を指す「自治区」という名を与えられていますが、それは名ばかりで、実際にはチベット自治区には真の自治がありません。統治しているのは、地域情勢に通じていない人々、毛沢東が「中華思想」と呼んだものに突き動かされている人々なのです。結果として、この名目上の自治は、これに関わる民族になんら利益をもたらしていません。現実と調和しない不誠実な政策は、チベット、中国、それぞれの国民のみならず、中国国家の単一性と安定性に途方もない害を引き起こしています。中国政府にとって大切なことは、_小平が示したように、真の意味で「事実から真実をみつける」ことなのです。

中国政府は、私がチベットの人々の福利について国際社会をまえに問いかけると、激しく私を非難します。双方の国の国民にとって利益となる解決に到るまでは、私には、国民にかわって自由に発言し続ける道義的責任があります。しかしながら、チベット国外に離散したチベット人の政治的指導者が一般のチベット人民衆によって直接選出されて以来、私が現役を半ば退いているということもまた知られたところであります。

中国は経済成長とともに強い力を持つ国家として台頭しています。これは歓迎すべきことであり、しかし同時に、世界的舞台で重要な役割を果たす機会を分担されたということでもあるのです。現在の中国指導部が言明している「調和ある社会」「平和的台頭」がいかに実行されていくか、それを目にできる日を世界中の人々が待ち望んでいます。そのような概念を実現するにあたっては、経済の成長だけでは不十分です。言論の自由のみならず、法律の順守、透明性、知る権利についての改善が求められます。中国は多民族国家です。その中国が安泰であるためには、すべての民族に自由と平等が与えられ、民族独自のアイデンティティが保護されていなければなりません。

2008年3月6日、胡錦濤主席は、「チベットの安定は中国国家の安定であり、チベットの安全は中国国家の安全である」と述べました。さらには、中国指導部はチベット人が満足のいく状態で暮らせることを保障し、宗教や少数民族に関する取り組みを向上させ、社会の調和と安定を維持しなければならない、と言葉を足しています。胡錦濤主席の主張は現実に即していますし、それが遂行されていくことを我々も望んでいます。

中国の人々は、今年中国で開催されるオリンピックを誇りに思い、たのしみにしています。私もまた当初から、中国がオリンピックの開催国となる機会を得られるようにと、支持しておりました。国際的な競技大会のなかでもとりわけオリンピックは、言論の自由、表現の自由、平等と友好が第一とされます。中国は、これらの自由を提供することによって、良識ある開催国であることを証明するべきです。それゆえに、国際社会も自国の選手を北京に送り込むだけでなく、このような問題に中国政府が取り組むべく喚起する必要があります。多くの国の政府、世界中の非政府組織や個人が、オリンピックを機に中国が前向きな変化を遂げられるよう事業の多くを引き受けていると聞いています。このような方々の誠意を、私は深く称えています。オリンピック閉幕後の中国を見守ることが非常に重要になると、私は断言したいと思います。オリンピックが中国の人々の心に大きな衝撃を残すことは確実です。世界の国々は、オリンピックが閉幕しても、中国内部で引き続き前向きな変化が生まれていくよう、彼らの結集したエネルギーがいかに活かされていくか模索していく必要があります。

この場を借りて、チベットにおられるチベットの人々の誠意、勇気、決意を、私は誇りに思うことを表明するとともに感謝の念を捧げます。チベットの人々を含む中華人民共和国のすべての少数民族が正当な権利と利益を確実に享受できるよう、平和的に法の範囲内での活動を続けていくことをチベットの人々に求めます。

チベット難民ならびにチベットのために長きにわたって無比の支援をしてくださるインド政府ならびにインド国民に心から感謝の意を表したいと思います。また、チベット問題に関心を持ち続けてくださる、世界中のすべての政府と人々に感謝の念を捧げます。

生きとし生けるすべてのいのちのために、祈りを込めて
2008年3月10日
ダライ・ラマ

ダライ・ラマ法王日本代表部ホームページhttp://www.tibethouse.jp/dalai_lama/message/uprising49th.html 

より拙訳転載

Statement of H.H. the Dalai Lama on the 49th Tibetan National Uprising Day

On the occasion of the 49th anniversary of the Tibetan people's peaceful uprising in Lhasa on 10 March 1959, I offer my prayers and pay tribute to those brave men and women of Tibet who have endured untold hardships and sacrificed their lives for the cause of the Tibetan people and express my solidarity with those Tibetans presently undergoing repression and ill-treatment. I also extend my-greetings to Tibetans in and outside Tibet, supporters of the Tibetan cause and all who cherish justice.
For nearly six decades, Tibetans in the whole of Tibet known as Cholkha-Sum (U-Tsang, Kham and Amdo) have had to live in a state of constant fear, intimidation and suspicion under Chinese repression.-Nevertheless, in addition to maintaining their religious faith, a sense of nationalism and their unique culture, the Tibetan people have been able to keep alive their basic aspiration for freedom. I have great admiration for the special characteristics of the Tibetan people and their indomitable courage. I am extremely pleased and proud of them.
Many governments, non-governmental organisations and individuals across the world, because of their interest in peace and justice, have consistently supported the cause of Tibet. Particularly during the past year, governments and peoples of many countries made important gestures that clearly expressed their support to us. I would like to express my gratitude to every one of them.
The problem of Tibet is very complicated. It is intrinsically linked with many issues: politics, the nature of society, law, human rights, religion, culture, the identity of a people, the economy and the state of the natural environment. Consequently, a comprehensive approach must be adopted to resolve this problem that takes into account the benefits to all parties involved, rather than one party alone. Therefore, we have been firm in our commitment to a mutually beneficial policy, the Middle-Way approach, and have made sincere and persistent efforts towards achieving this for many years. Since 2002, my envoys have conducted six rounds of talks with concerned officials of the People's Republic of China to discuss relevant issues. These extensive discussions have helped to clear away some of their doubts and enabled us to explain our aspirations to them. However, on the fundamental issue, there has been no concrete result at all. And during the past few years, Tibet has witnessed increased repression and brutality. In spite of these unfortunate developments, my stand and determination to pursue the Middle-Way policy and to continue our dialogue with the Chinese government remain unchanged.
A major concern of the People's Republic of China is its lack of legitimacy in Tibet. The principal way to lend weight to their position is for the Chinese government to pursue a policy that satisfies the Tibetan people and gains their confidence. If we are able to achieve reconciliation by treading a path of mutual consent, then, as I have already stated many times, I will make every effort to win the support of the Tibetan people.
In Tibet today, due to the Chinese governments numerous actions, driven as they are by a lack of foresight, the natural environment has been severely damaged. And, as a result of their policy of population transfer the non-Tibetan population has increased many times, reducing native Tibetans to an insignificant minority in their own country. Moreover, the language, customs and traditions of Tibet, which reflect the true nature and identity of the Tibetan people are gradually fading away. As a consequence, Tibetans are increasingly being assimilated into the larger Chinese population. In Tibet, repression continues to increase with numerous, unimaginable and gross violations of human rights, denial of religious freedom and the politicisation of religious issues. All these take place as a result of the Chinese governments lack of respect for the Tibetan people. These are major obstacles the Chinese government deliberately puts in the way of its policy of unifying nationalities which discriminate between the Tibetan and Chinese peoples. Therefore, I urge the Chinese government to bring an immediate halt to such policies.
Although the areas inhabited by Tibetan people are referred to by such different names as autonomous region, autonomous prefectures and autonomous counties, they are autonomous in name only; they actually have no real autonomy. Instead, they are governed by people who are oblivious of the regional situation, and driven by what Mao Zedong called Han chauvinism. As a result, this so-called autonomy has not brought the concerned nationalities any tangible benefit. Disingenuous policies that are not in tune with reality are causing enormous harm not only to the respective nationalities, but also to the unity and stability of the Chinese nation. It is important for the Chinese government, as advised by Deng Xiaoping, to seek truth from facts in the real sense of the term.
The Chinese government severely criticises me when I raise questions about the welfare of the Tibetan people before the international community. Until we reach a mutually beneficial solution, I have a historical and moral responsibility to continue to speak out freely on their behalf. However, it is common knowledge that I have been in semi-retirement since the political leadership of the Tibetan Diaspora has been directly elected by the general Tibetan populace.
China is emerging as a powerful country due to her great economic progress. This is to be welcomed, but it has also provided China an opportunity to play an important role on the global stage. The world is eagerly waiting to see how the present Chinese leadership will put into effect its avowed concepts of "harmonious society" and "peaceful rise". For the realisation of these concepts, economic progress alone will not suffice. There must be improvements in observance of the rule of law, transparency, and right to information, as well as freedom of speech. Since China is a country of many nationalities, they must all be given equality and freedom to protect their respective unique identities if the country is to remain stable.
On 6 March 2008, President Hu Jintao stated: "The stability in Tibet concerns the stability of the country, and the safety in Tibet concerns the safety of the country."He added that the Chinese leadership must ensure the well-being of Tibetans, improve the work related to religions and ethnic groups, and maintain social harmony and stability. President Hu's statement conforms to reality and we look forward to its implementation.
This year, the Chinese people are proudly and eagerly awaiting the opening of the Olympic Games. I have, from the very beginning, supported the idea that China should be granted the opportunity to host the Olympic Games. Since such international sporting events, and especially the Olympics, uphold the principles of freedom of speech, freedom of expression, equality and friendship, China should prove herself a good host by providing these freedoms. Therefore, besides sending their athletes, the international community should remind the Chinese government of these issues. I have come to know that many parliaments, individuals and non-governmental organisations around the globe are undertaking a number of activities in view of the opportunity that exists for China to make a positive change. I admire their sincerity. I would like to state emphatically that it will be very important to observe the period following the conclusion of the Games. The Olympic Games no doubt will greatly impact the minds of the Chinese people. The world should, therefore, explore ways of investing their collective energies in producing a continuous positive change inside China even after the Olympics have come to an end.
I would like to take this opportunity to express my pride in and appreciation for the sincerity, courage and determination of the Tibetan people inside Tibet. I urge them to continue to work peacefully and within the law to ensure that all the minority nationalities of the People's Republic of China, including the Tibetan people, enjoy their legitimate rights and benefits.
I would also like to take this opportunity to thank the Government and people of India, in particular, for their continuing and unparalleled support for Tibetan refugees and the cause of Tibet, as well as express my gratitude to all those governments and peoples for their continued concern for the Tibetan cause.
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With my prayers for the well-being of all sentient beings.
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10 March 2008
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オム・マニ・ペメ・フム

 
Petition to Chinese President Hu Jintao:
中国、胡国家主席への請願
As citizens around the world, we call on you to show restraint and respect for human rights in your response to the protests in Tibet, and to address the concerns of all Tibetans by opening meaningful dialogue with the Dalai Lama.
あなたがチベットの抗議者に行なっていることに対し、私たちは地球市民として、チベットでの軍事行動を抑制し、チベット人に人権を与え、ダライ・ラマとの開かれた意義ある対話を行なうことによってすべてのチベット人の懸念に応えてくださるよう求めます。
Only dialogue and reform will bring lasting stability. China's brightest future, and its most positive relationship with the world, lies in harmonious development, dialogue and respect.
永続的な安定は、対話と改善によってのみ生まれます。中国の明るい未来のための、そして世界と前向きに関わるための最善の方法とは、調和のとれた発展を目指すことであり、対話することであり、尊敬の念を示すことなのです。
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オム・マニ・ペメ・フム、オム・マニ・ペメ・フム、、、、
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生きとし生けるすべてのいのちが幸せに暮らせることを願って請願書を投函(↓)
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たましいの薬

『心のひびき 2008年3月号』抜粋

 私は、宗教は「人間のたましいにたいする薬のようなものである」とかんがえています。

 薬は、ある特定の状況下で、ある特定の個人にかんして、どの薬を使ったらよいのか、また、使うとしたらどの程度の量がベストなのかなど、本人の症状にあわせていろいろなことをかんがえなくては、ほんとうにその薬がその特定の個人に効くかどうか、「薬の有効性」を判断できないからです。

 薬は、「これこれこのような成分からできているから、非常によく効くのですよ」」といって、万人にたいしていつでもその薬が効くというようなものでもありません。薬は、あの人に効いたからこの人にも効くはずという一般論ではなく、その人にたいして実際にその薬が効くのでなければ意味を成さないのです。ですから、いちばんよいのは、彼、または彼女の病気にかんして、この薬がいちばん効果がありますというものです。

 宗教にかんしても、私たちは、この宗教がこの人にかんしては最良のものですということができると思っています。

---ダライ・ラマ14世---

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『ある家族の会話』

須賀敦子全集 第2巻 (河出文庫) Book 須賀敦子全集 第2巻 (河出文庫)

著者:須賀 敦子
販売元:河出書房新社
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p.522  抜粋

 この本を訳したいと考えたのは、だれに読ませたいというのでもなかった。むしろ、この作家の言語がなにか私自身のなかにある地下の水脈につながっているという印象がつよくて、読んだ瞬間から私のなかで、すでに翻訳ができあがっているようなのであった。実際に訳したのは、出会いから16年もたってからで、技術的な困難もさることながら、はじめからおわりまで、ほとんど愉楽にちかい作業であった。そして、とうとう作者に会う機会を与えられたのは、その時分のことである。

 それ以前にも、私はいくつかの小説の翻訳を手がけたが、原則として、作者には会わないことにしていた。というか、会いたくなかったのである。最初、それは確固たる理念があってのことではなく、なにか面映いから、あるいは機会がないからであった。ふつう、作者に会うのは、自分が理解できない箇所について質問したり、作品の背後の事情を探って、そこから文脈の理解を深めるといったことが目的だろう。しかし、「わからない箇所」というのは、くりかえし読みこなせば、かならず文脈のなかで解決がつくものである。そこに、自分なりの解釈がうまれる。それを訳に生かすのが、翻訳者の技倆(ぎりょう)であり愉しみなのだ。また、作者に会うことによって生じる個人的な感情や、精神的負担がある。それに、作者の助言や説明はかならずしも的確であるという保証もない。だから、作者にはできることなら、会わないほうが楽なのだ。

ある家族の会話 (白水Uブックス―海外小説の誘惑) Book ある家族の会話 (白水Uブックス―海外小説の誘惑)

著者:ナタリア ギンズブルグ
販売元:白水社
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ものとして扱われる悲劇

「いのちの平等性へのまなざし~ものとして扱われる悲劇~」

山崎龍明(やまざき・りゅうみょう) 2008年2月24日(日)中日新聞抜粋

  「いのち」「いのち」といわれる時は、「いのち」そのものが危機にさらされている時ではないでしょうか。  

  「いのち」は私自身が多くのいのちの歴史を経て賜った尊厳なるものです。つまり「いのち」は私自身のものであり、同時にすべてのもののためにある「いのち」です。「いのち」がなにかの手段とされるとき「いのち」はものになってしまいます。

  今、私たちはそのような時代を生きています。これ以上の悲劇はありません。「いのち」の回復は、私自身の回復であったのです。

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”内”と”外”の自然

『均衡崩れた”内”と”外”の自然~人心の荒廃の根にあるもの~』

中村桂子 2008年2月20日(水)中日新聞 抜粋 

  人間が自然の一部であるということは、人間にも自然、つまり「内の自然」が存在するということである。外の自然が破壊される行為は、内の自然、つまり身体と心を壊して当然である。身体の破壊のメカニズムは物質的なものなので、外の破壊と同じに考えられるが、心はどうなるのだろう。ここで注目したいのが、時間と関係である。「忙」が心を失うという二つの文字の組み合わせでできているとはよく言われることである。心をこめて丁寧に生きるとは、時間をかけて、周囲の人々や物との関係を大切にしていくことなのだ。しかし、最近の社会は、効率一辺倒であり、過剰な競争を強いている。じっくり生きる時間を与えず、関係を絶つ方向に動いており、家庭や地域での人間関係をわずらわしく思う人が増えている。

  市場原理に任せた金融経済を絶対視し、すべてを先端科学技術で解決しようとしているために何かに追われるような社会になってしまっている現状は、独りひとりに生き生きと暮らすことを許していない。

  お金のために人間があるのではなく、皆が生き生き暮らせる社会システムを支える一つとしてお金があるのだというあたりまえのことを再確認したい。人間は自然の一部であり、自然を破壊するような考え方や行為は自分自身をも破壊するのだということに気づき、もう一度自然と向き合い、そこから新しい活力を得る社会を組み立てていく必要があると思う。

 

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『ザッカリア』

p.236

『ザッカリア』 ウンベルト・サバ

//

牛とろばと仔牛とが、

ちぐはぐなボロにくるまれた子の

冬には暖炉だった、病後のからだに

力をくれたのは山羊。

//

救いは天にと信じつづけてその子の母さんは、

十年のうち、六人も、

六人も弟たちを生みつづけ、泣いて苦労はしたけれど、

家からは日に二度、けむりがどうにかたちのぼった。

//

そこでそだって、彼はゆめみた、

畑よりも、町のことばかり、

//

農夫より工員になりたかった。

//

負傷兵にまじって、彼は思い出している

平和なときの愉しい時間を。帽子には

羽が一本。アルプス歩兵の誇りだ。


がん哲学外来(いのちとこころの治療)

●順天堂大医学部付属順天堂医院(東京都文京区)

●当面、1日4組約30分の予約診療

●樋野興夫・同大医学部教授(病理・腫瘍学)が担当

●「従来の医療に風穴を開けたい」との視点から、患者本位の新たな医療のモデルケースに取り組むことを計画、無料での外来開設にこぎつけた。

●「《がん哲学》は、がんや、死という避けられない問題と向き合い、それぞれの生きかたをみつけていく姿勢を指す。たったひとつのがん細胞が増殖し、命をむしばむ病気を知ることは、社会の在りかたや一人ひとりの生きかたを考えることにつながる。この外来が、がんについて落ち着いて考える時間を過ごすきっかけになってほしい」 (樋野興夫教授)

●当面、1組約30分を予定。

 第1、第2水曜午前11時~正午と午後1時半~同2時半

 同医院がん治療センターで。

 「受診」は、事前申し込みが必要。

 申し込み、問い合わせは同センター(03・5802・8196)へ。

---毎日新聞社 永山悦子氏の記事より---

http://mainichi.jp/select/today/news/20080125k0000e040078000c.html

順天堂大学大学院ホームページhttp://www.juntendo.ac.jp/graduate/laboratory/labo/bunshi_byori/topics01.htm

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『富士日記』

本に読まれて (中公文庫) Book 本に読まれて (中公文庫)

著者:須賀 敦子
販売元:中央公論新社
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p.247 抜粋

  またある年、湖畔の花火大会に家族そろって行く。群衆のなかで、「死にそうなくらいの年のおじいさんが、家族の人に囲まれて、新聞紙を敷いて寝て、仰向けになって花火を見ている。死んでしまっているのではないかと思うぐらい、じいっとして花火のあがる方角だけ見ている」。

《死》の大安売りみたいな不謹慎さが《死ぬほど》おかしくて、つられてへらへら笑いながら読みすすむと、ページをめくったとたんこんな文章にぶつかる。

「花火があがって、音もなくふっと消えてゆくのを、くり返しくり返し見ていたら、梅崎さんのことを思い出して涙がでた」

 作家梅崎春生が亡くなった年の日記だ。そして、自身も花火のように逝ってしまった。中巻はこう閉じられている。

「楽しい旅行だった。糸が切れて漂うように遊び戯れながら旅行した」

富士日記〈上〉 (中公文庫) Book 富士日記〈上〉 (中公文庫)

著者:武田 百合子
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富士日記〈中〉 (中公文庫) Book 富士日記〈中〉 (中公文庫)

著者:武田 百合子
販売元:中央公論社
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富士日記〈下〉 (中公文庫) Book 富士日記〈下〉 (中公文庫)

著者:武田 百合子
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『ゆるしの法則』

ゆるしの法則 Book ゆるしの法則

著者:ジェラルド・G・ジャンポルスキー
販売元:サンマーク出版
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p.128

「イエス・キリストは、人々に、だれでも自分のなかに、あくせく働き快楽や怖れとともにあるこの人生を超えて、たましいをより高いところに導くものがあると教えた。

キリストの教えが理解できた人は、鳥のように感じた。

それまで翼があるのを知らなかったけれど、いま、突然飛べることに、そして、自由になれるのだ、もはや怖れる必要はないのだということに気づいたのだった」

---トルストイの言葉---

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『青の物語』

本に読まれて (中公文庫) Book 本に読まれて (中公文庫)

著者:須賀 敦子
販売元:中央公論新社
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p.240 抜粋

 まず、鉱物的な三種類の青を組み合わせた表紙のデザインがいい。たとえ自分に関係のない本であったとしても、買ってしまったかもしれないほどだ。表紙(正式には表紙カヴァーというのだろうが)は、私にとって本の大切な一部だ。カヴァーで記憶していた書物が、図書館の棚では無残にそれをはぎとられて並んでいるのに出会うと、管理や効率ということのいやな暴力を感じてしまう。反対に、文庫本やペーパーバック版で、気に入ったあたらしい表紙に代わっているのを店頭でみつけると、たとえ旧知の作品ですでに所有しているものでも、ふらふらと買ってしまうことがある。

 「青の物語」は、地中海の旅人をめぐる、「青」という色を基調にした小さな中世の物語。「ヨーロッパから来た商人たちは、甲板にすわっていた。青い海を前に見ながら、灰色の布をたっぷり当てて繕った帆の投げかける藍色の影の中にいた」という冒頭の文章で、あっというまに私は「青」の魔法に染められてしまった。凍りつく寒さに、左足の指を五本ともなくしてしまうオランダの商人。「暗がりで、ただの半球型の青金石(ラピラズリ)だろうと思ってつかんだ亀に、右手の指を二本喰いちぎられた」イタリアの商人。そして彼らが招じいれられ、膝をついて進まなければならないサファイアの洞窟。

『青の物語』吉田可南子訳、白水社

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/456004323X/nifty0b5-nif1-22/ref=nosim

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『詩は友人を数える方法』

本に読まれて (中公文庫) Book 本に読まれて (中公文庫)

著者:須賀 敦子
販売元:中央公論新社
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p.217 抜粋

旅行、好きですか、と訊ねられると、たいていの場合、私は、さあ、とかんがえこんでしまう。好きみたいな、きらいみたいな、です。それでいて、旅に出ることを考えるのは好きだし、かばんに必要なものをつめたり、そのかばんがどうしても重くなってしまったり、とくに家を出るとき、おいていかないで、と家ぜんたいが叫んでいるような、あの恐ろしい感じに締めつけられることさえなければ、毎日だって旅に出たい。できることなら、ひとりで行きたい。だが、そのどれもが叶わないのなら、他人が旅に出た話を読んで、ごまかそう。

『詩は友人を数える方法』はそんな人間にうってつけの本で、ふしぎな躍動感を伝えてくる。著者の長田弘はおおむね単独で車を駆って、はてしない、という言葉がぴったりのアメリカの道を、まるであてずっぽうのように旅しながらつぎつぎに出会う、影のような生き方をしている人間たちや、どぎもを抜く自然の様相を、短い文章でつづっていく。

詩は友人を数える方法 (講談社文芸文庫) Book 詩は友人を数える方法 (講談社文芸文庫)

著者:長田 弘
販売元:講談社
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